「夕方いきなり仕事が増えて残業中今日の飲み会1時間くらい遅れそうごめんねなるべく早く行くから」──。 句読点もなく、びっしりと書かれたSMS。韓国では決して珍しいものではない。40文字80バイトで30ウォン(約3円)、それを超えると50ウォン(約5円)の「長文メッセージ料金」が追加されるSMSでは、簡潔な文章でいかに多くを表現できるかが勝負となる。そのためやり取りされるメッセージは、略字や顔文字の宝庫となっている。 省略語・顔文字を駆使 顔文字(韓国では「イモティコン」という)は基本的に、記号を組み合わせて表現する場合が多いが、プロ野球の松井秀喜選手の顔を表現した「にしころ」のように、ハングル文字で顔を表現する場合もある。日本語を記号として表示・入力できる端末も多いので、日本語を駆使した顔文字も頻繁に使われている。 1番は「はは、面白い」と大きく笑う様子で、2番は「きき(くく)、面白い」と