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  • 超映画批評『デス・プルーフ in グラインドハウス』70点(100点満点中)

    『デス・プルーフ in グラインドハウス』70点(100点満点中) Quentin Tarantino's Death Proof 2007年9月1日、みゆき座系ほか全国順次ロードショー 2007年/アメリカ/113分/配給・宣伝:ブロードメディア・スタジオ 70年代B級アクション映画のレプリカ 米国と、日でも先月六木ヒルズで公開されたイベント上映『グラインドハウス』は、B級映画マニアとしてのクエンティン・タランティーノ(およびその仲間たち)らしい、遊び心に富んだ企画だった。 "グラインドハウス"とは、アクションやバイオレンス、セックスの要素を盛り込んだ安っぽいB級映画を2~3立てで短期間公開する興行形態の映画館のこと。今ではほぼ全滅したが、日にもかつては町にひとつくらいそんな映画館があった。ゴミひとつ落ちていない、総入れ替え制の綺麗なシネコン世代には想像できないかも知れないが、や

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    appletriangle 2010/11/27
    「たとえば後半のヒロインが爆走する車のボンネット上で繰り広げる長時間のスタントなどは、おそらく命綱のワイヤーをCGで消しているに違いないが」フザケンナ!CG使ってねえよ!!
  • 超映画批評『トイ・ストーリー3』95点(100点満点中)

    『トイ・ストーリー3』95点(100点満点中) Toy Story 3 2010年7月10日(土)全国ロードショー 2010年/アメリカ/カラー/110分/配給:ブエナビスタ・インターナショナル(ジャパン) 監督:リー・アンクリッチ 製作:ダーラ・K・アンダーソン 製作総指揮:ジョン・ラセター 声の出演:唐沢寿明 所ジョージ ≪おもちゃを捨てられなくなるシリーズ3≫ ピクサー製作のアニメーションは、頭ひとつ以上抜き出た脚力により、もはや10割打者といってもいいほどの傑作率を誇る。その作品群は原作ものではないオリジナルにこだわった企画ばかりだが、中でも「トイ・ストーリー」は記念すべき第一作。社のアイデンティティーといってもいい、スタッフ全員の夢を託した渾身の一だったわけだ。 この大ヒットからピクサーの快進撃は始まったのだが、その3作目となる作は、そんなわけで安直な「手堅い続編企画」のは

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    appletriangle 2010/07/10
    「CGの見た目など、1作目ですでに完成していた、あれで十分なのだという事である。」それは違うんじゃないか?前作との違和感を避けるため、な気が。
  • 超映画批評『告白』95点(100点満点中)

    『告白』95点(100点満点中) 2010年6月5日 全国東宝系ロードショー 2010年/日/カラー/126分/配給:東宝 原作:湊かなえ「告白」(双葉社刊) 監督/脚:中島哲也 出演:松たか子 岡田将生 木村佳乃 ≪真っ黒な爽快感≫ 後世になれば、この映画は松たか子の代表作にして最高傑作と呼ばれることになるかもしれない。現時点(2010年6月)における、私が見た中で年度ベストといえるこの映画を、サイトで公開前に紹介できなかった事をたいへん申し訳なく思う。(Web以外の原稿等の締切が、70作品分以上集中する緊急事態でした、すみません) ある中学校の教師(松たか子)が、終業式のホームルームで不気味な告白を始める。数ヶ月前、自分の幼い娘(芦田愛菜)が校内のプールで溺死した事故は、じつはこのクラスの中の2名による殺人だったというのだ。そんな衝撃の事実を知らされながらも、まるで深刻にうけと

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    appletriangle 2010/06/23
    「現実離れした学級崩壊の様子にもうそ臭さを感じることなく」いやいやいやwwwむちゃくちゃ面白かったけども。松たか子が素晴らしすぎたけども。あくまでポップなデフォルメ化ということを一貫して感じたよ。
  • 超映画批評『ローラーガールズ・ダイアリー』65点(100点満点中)

    『ローラーガールズ・ダイアリー』65点(100点満点中) WHIP IT 2010年5月22日(土) TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー! 2009年/アメリカ/カラー/112分/PG12 配給:ギャガ 監督:ドリュー・バリモア  原作・脚:ショーナ・クロス 撮影:ロバート・イェーマン 出演:エレン・ペイジ マーシャ・ゲイ・ハーデン クリステン・ウィグ ドリュー・バリモア ≪疲れた女性たちの背中を押してくれる映画≫ この映画をエレン・ペイジの主演最新作とみるか、ドリュー・バリモアの初監督作品とみるか、まず分かれるところだろう。87年生まれのエレン・ペイジは若手女優の中では群を抜く異質さを感じさせる逸材で、その出演作(「JUNO/ジュノ」(07)、「ハード キャンディ」(05))を見た者なら、二度と忘れられないインパクトを受けたはずである。 かくいう私も、作を彼女の主演最新

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    appletriangle 2010/06/01
    モーターサイクルダイアリーとは全く関係ないのか。
  • 超映画批評『グリーン・ゾーン』80点(100点満点中)

    『グリーン・ゾーン』80点(100点満点中) Green Zone 2010年/アメリカ/カラー/114分/配給:東宝東和 監督:ポール・グリーングラス 原案:ラジーフ・チャンドラセカラン 脚:ブライアン・ヘルゲランド 出演:マット・デイモン グレッグ・キニア ブレンダン・グリーソン エイミー・ライアン お笑いプロパガンダ 『グリーン・ゾーン』を見ると、この映画を作った製作者らスタッフが、現代アメリカ流というべき立場にいることがよくわかる。アメリカウォッチャーは、今後はこの人たちの作る映画から絶対に目を離すべきではないだろう。 フセイン失脚直後のイラク、バグダッド。米陸軍のミラー准尉(マット・デイモン)のチームは、大量破壊兵器を探す任務についている。ところが情報は常に誤りで、一向に見つかる気配はない。犠牲ばかりが増え続ける現状に納得できないミラーは、ようやくつかんだ重要情報を国防総省

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    appletriangle 2010/05/18
    ゴーストリコンとフォントが同じだったのが気に入らなかったんだよなあ。
  • 超映画批評『矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~』70点(100点満点中)

    『矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~』70点(100点満点中) 2010年4月29日(木・祝)全国ロードショー 2010年/日/カラー/98分/配給:松竹 監督:中島信也 脚:遠藤察男 音楽:武部聡志 企画・矢島美容室プロデュース:石橋貴明(とんねるず)、木梨憲武(とんねるず)、DJ OZMA 出演:ストロベリー マーガレット ナオミ 黒木メイサ 山裕典 アヤカ・ウィルソン 国内専用ミュージカル 『矢島美容室 THE MOVIE ~夢をつかまネバダ~』を見ると、身の程を知るという言葉がいかに大事かがよくわかる。誰がどう見てもキワモノなこの企画を、作のスタッフたちは予算人員等限られたリソースを自らの得意分野に集中させる事で、それなりに見られる形にした。自分たちにできる事とできない事を冷静に判断できたからこその成功例である。いかにもテレビ的な発想だが、それが良い方向に

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    appletriangle 2010/05/01
    正直そこまでカスには思えないんだよなあ。少なくともOZMAの曲だけでそれなりのクオリティは保証されてるわけで。ダーリンは、に比べると地雷度は低空と地。
  • 超映画批評『誰かが私にキスをした』35点(100点満点中)

    『誰かが私にキスをした』35点(100点満点中) 2010年3月27日、東映系全国ロードショー 2010年/日/カラー/124分/配給:東映 原作:ガブリエル・セヴィン『失くした記憶の物語』 監督:ハンス・カノーザ 制作:葵プロモーション 出演:堀北真希 松山ケンイチ 手越祐也 アントン・イェルティン 今の日市場にこの映画がウケる余地があるかに注目 『誰かが私にキスをした』は、日映画業界人なら誰もがこりゃ無理筋だろうと即却下しかねないリスキーな企画である。なぜこんな、始まる前からコケる事間違いなしの危険な映画が作られてしまったのか、その理由については後で述べる。 都内のインターナショナルスクールに通う女子高生ナオミ(堀北真希)。あるとき階段を転げ落ちて記憶をなくした彼女は、同級生全員をまったく覚えていないという事態に直面する。なかでも一番困ったのが、3人の魅力的な男の子の存在。どう

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    appletriangle 2010/03/31
    良いレビューじゃないか。
  • 超映画批評『涼宮ハルヒの消失』80点(100点満点中)

    『涼宮ハルヒの消失』80点(100点満点中) 2010年2月6日からロードショー 2010年/日/カラー/163分/配給:角川映画 監督:石原立也 監督:武康弘 脚:志茂文彦 脚協力:谷川流 声の出演:平野綾 杉田智和 茅原実里 後藤邑子 小野大輔 桑谷夏子 人気が出るのもよくわかる入魂の一作 ライトノベルも深夜アニメも見ない私としては、涼宮ハルヒと遭遇する機会はまずないだろうと安心していた。だから角川の編集者に、いかに熱くその魅力を目の前で語られろうとも、これまでは軽くいなすことができた。 だが映画化されるとなれば話は別だ。もう避けて通るわけには行かない。 しかし、よりにもよってインターネット上でこのタイトルについて下手なことを書けば、間違いなく批評家生命を失うことになろう。そんな恐るべきプレッシャーの中で、しかし私は命がけでこの記事を書くことに決めた。 クリスマスが近いある日。

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    appletriangle 2010/02/05
    予想外に高評価。しかしなんかキモい。それにアマルフィ褒めてたサイトだし、悪いくらいが丁度良いもんだと思ってた。
  • 超映画批評『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』(未採点)(100点満点中)

    『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』(未採点)(100点満点中) 2009/8/29より、全国東宝系ロードショー 2009年/日/カラー/155分/配給:東宝 監督:堤幸彦 原作:浦沢直樹 出演:豊川悦司 常盤貴子 平愛梨 黒木瞳 2009年の日政治状況と、恐ろしいほどリンクする 浦沢直樹のベストセラーコミックの実写映画版・三部作の完結編は、堤幸彦監督の意向で結末部分を非公開にして宣伝されることになった。マスコミ向けを含む試写会でもそれは同じ。最後の10分間の直前で編は終了、仮のエンドロールが流れ、その後に残り10分間についての専用予告編が流れるなど、手の込んだ趣向となっている。 ようするに、私たち報道陣も長いサンプル版を見たに過ぎないわけで、現時点で作の評価をすることは避けるのが筋というものだろう。公開後に、隠された(原作とは異なると噂される)結末を見た際には、私もこの記事の

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    appletriangle 2009/08/31
    お前は何を言ってるんだ。
  • 超映画批評『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』85点(100点満点中)

    『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』85点(100点満点中) Evangelion: 2.0 You Can (Not) Advance 2009年6月27日、シネマスクエアとうきゅう他にて全国公開!! 2009年/日/カラー/108分/共同配給:クロックワークス、カラー 宣伝:カラー 総監督・原作・脚:庵野秀明 主・キャラクターデザイン:貞義行 主・メカニックデザイン:山下いくと 音楽:鷺巣詩郎 監督:摩砂雪、鶴巻和哉 声の出演:緒方恵美 林原めぐみ 宮村優子 坂真綾 三石琴乃 ファンのトラウマを晴らす感動のラスト この記事を待っている方も多いようなので結論から先に言うと、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』はファン必見の出来栄え、文句なしの傑作と言える。 ユーロとロシアが管理する北極域に、新たな使徒が現れた。迎撃に当たった新型エヴァンゲリオンを駆る真希波(まきなみ)・マリ・イラストリア

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    appletriangle 2009/07/01
    俺の意見とは違うな、とだけ。
  • 超映画批評『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』90点(100点満点中)

    『宮武蔵 -双剣に馳せる夢-』90点(100点満点中) 2009年6月13日、テアトル新宿、テアトル梅田にてロードショー 2009年/日/カラー/72分/配給:ポニーキャニオン 原案・脚:押井守 原作:Production I.G 監督:西久保瑞穂 キャラクターデザイン:中澤一登 作画監督:黄瀬和哉 アニメによるドキュメンタリー・エンタテイメント アニメーションでドキュメンタリーをつくり劇場公開するなんて、ずいぶんと思い切った企画だ。そうした珍しいアイデアで出資者を説得するには、相当なクォリティの高さが必要になるはず。少なくとも、巷にはびこる原作人気頼りの安直映画とは、まったく違ったものになるだろう。そう読んだ私は真っ先に試写に出向いたが、案の定、まぎれもない力作、傑作であった。 監督は西久保瑞穂。押井守作品の高品質を支える名演出家としても知られる彼だが、今回はその押井守を「うんちく

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    appletriangle 2009/06/10
    おいおい!点数高いぞ!期待していいのかよ! 見に行こうかしら。
  • 超映画批評『ウォッチメン』98点(100点満点中)

    『ウォッチメン』98点(100点満点中) WATCHMEN 2009年3月28日(土)より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー 2009年/アメリカ/カラー/163分/配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン 監督:ザック・スナイダー 原作:デイヴ・ギボンズ 出演:ジャッキー・アール・ヘイリー、パトリック・ウィルソン、ビリー・クラダップ、マリン・アッカーマン やや難解だが、おそるべき大傑作 『ウォッチメン』と『ダークナイト』は、まるでライバルのような関係だ。原作のグラフィックノベルは同時代に発行され、実写映画もまたしかり。そしてその出来栄えも両者まったく譲らず、である。 いわゆるアメコミ(アメリカンコミックス)の中には、上記二つのように完全に大人向けの、ほとんど文学と呼ぶべきものがある。よく、単純明快な勧善懲悪アクションもの、ノーテンキなエンタテイメントをアメコミ映画に求める人が(とくに

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    appletriangle 2009/03/23
    なにやら熱が入ってる。
  • 超映画批評『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』65点(100点満点中)

    『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』65点(100点満点中) ベンジャミン・バトン 数奇な人生 The Curious Case of Benjamin Button 2009年2月7日(土)より、丸の内ピカデリーにて全国ロードショー 2008年/アメリカ/カラー/167分/配給:ワーナー・ブラザース映画 監督:デビッド・フィンチャー 脚映画版原案:エリック・ロス 出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、タラジ・P・ヘンソン、ジェイソン・フレミング もし、人生の時間が逆に流れたら? 人生はままならない事の連続だが、この映画の主人公ベンジャミンほど極端な例はない。彼はなんと、80歳の赤ん坊として生まれ、年を経るほどに若返っていく。通常の反対の加齢(減齢?)現象。そんなダークかつファンタジックな架空伝記を見て、観客は何を感じるだろうか。 1918年のニューオーリンズに生まれた赤ん坊

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    appletriangle 2009/02/11
    「ひさびさに会った幼馴染が淫乱になっていたでござる」
  • 超映画批評『誰も守ってくれない』70点(100点満点中)

    『誰も守ってくれない』70点(100点満点中) 2009年1月24日(土)より、お正月第2弾 全国東宝系ロードショー 2008年/日/カラー/118分/配給:東宝 監督:君塚良一、製作:亀山千広、脚:君塚良一、鈴木智 出演:佐藤浩市、志田未来、松田龍平、石田ゆり子、佐々木蔵之介 「踊る大捜査線」のスタッフが社会派に挑戦 「踊る大捜査線」のミーハーな客層に、社会派映画ぽいものを見せる。『誰も守ってくれない』が挑んだコンセプトはえらく大胆で、そしてほぼ成功している。 15歳の女子高生(志田未来)の兄が、ある日突然逮捕された。世間を騒がす猟奇殺人事件の犯人としてだ。その日から彼女の世界は一変した。押し寄せるマスコミ。際限なく広がるインターネット上での中傷、そして個人情報の暴露。そんな彼女をただ一人守る男がいた。加害者家族を世論から守り、その自殺を防ぐ非公認任務の警察官(佐藤浩市)だ。 そんな

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    appletriangle 2009/01/30
    並、ね。踊るの面子が作ったシロモノだしなぁ。
  • 超映画批評『最強☆彼女』30点(100点満点中)

    『最強☆彼女』30点(100点満点中) My Mighty Princess / 武林女子大生 2008年11月29日(土)より、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー 2008年/韓国映画/115分/提供:アミューズソフトエンタテインメント/フィールズピクチャーズ 宣伝協力:マジックアワー 配給・宣伝:エスピーオー 監督・共同脚:クァク・ジェヨン 脚:イ・シンホ 武術監督:ディオン・ラム 出演:シン・ミナ、オン・ジュワン、ユゴン、イム・イェジン "猟奇的"から"最強"へ?! クァク・ジェヨン監督の彼女シリーズ最新作 『最強☆彼女』は、『猟奇的な彼女』や『僕の彼女はサイボーグ』で知られる韓国の巨匠クァク・ジェヨンによる、トンデモ系ラブコメ最新作。韓国映画史上に残る超大作『D-WARS ディー・ウォーズ』と同週に公開するとは、日の配給会社も粋なことをする。韓国映画ウォッチャーにとっては

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    appletriangle 2008/11/30
    韓国映画ウォッチャーだったんすか。
  • 超映画批評『容疑者Xの献身』40点(100点満点中)

    『容疑者Xの献身』40点(100点満点中) 2008年10月4日(土)日劇PLEXほか ロードショー 2008年/日/カラー/128分/配給:東宝 原作:東野圭吾 監督:西谷弘 製作:フジテレビジョン アミューズ S・D・P FNS27社 出演:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、金澤美穂 テレビドラマ『ガリレオ』が映画に 上映前にフジテレビの方が「これはドラマ(『ガリレオ』シリーズ)の映画化ではあるが、同時に立派な原作を持つ映画作品でもある。それを強く意識して作った」と挨拶してくれた。その言葉に甘え、当記事では「立派な原作の映画化」として取り扱うことに決定したが、残念ながらその目で見るとこの点数となってしまう。だが、「テレビドラマの映画版」としてならば、もう少し高い評価を与えてもよいと考えている。 花岡靖子(松雪泰子)と美里(金澤美穂)は、決して豊かではなかったが、母子で幸福に暮らしてい

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    appletriangle 2008/10/03
    イラついてるなぁ。
  • 超映画批評『蛇にピアス』85点(100点満点中)

    『蛇にピアス』85点(100点満点中) Snakes and Earrings 2008年9月20日(土)より渋谷シネマGAGA!他全国順次ロードショー 2008年/日/カラー/123分/R-15 配給:ギャガ・コミュニケーションズ Powered by ヒューマックスシネマ 原作:金原ひとみ 監督:蜷川幸雄 出演:吉高由里子、高良健吾、ARATA、あびる優、ソニン 吉高由里子が舌ピアスに全裸SMと大活躍 2004年の芥川賞は、綿矢りさ&金原ひとみという美少女二人の受賞でちょっとした話題になった。その金原ひとみの受賞作の映画化『蛇にピアス』は、原作者たっての希望により、72歳のベテラン蜷川幸雄(にながわゆきお)監督がメガホンをとることになった。 19歳のルイ(吉高由里子)は、渋谷でピアスだらけの男アマ(高良健吾)にナンパされる。舌先が二股に分かれたスプリットタンに興味を持ったルイは、その

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    appletriangle 2008/09/18
    ボディビルドしか頭に残らない。
  • 超映画批評『弾突 DANTOTSU』50点(100点満点中)

    『弾突 DANTOTSU』50点(100点満点中) PISTOL WHIPPED 2008年9月13日(土)より、銀座シネパトスほか全国順次ロードショー 2008年/アメリカ/カラー/96分/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 監督:ロエル・レイネ 脚:ジェイ・ディー・ザイク 出演:スティーヴン・セガール、ランス・ヘンリクセン、ブランチャード・ライアンf セガール20周年記念作 映画デビュー20周年となるスティーヴン・セガールの記念作は、もはや中身を想像することさえ不可能な意味不明なタイトルを持つ、しかしそれでも何の問題もないであろう彼らしいアクション作品である。 警官の職を失ったマット(スティーブン・セガール)は、今夜もギャンブルにおぼれ負けが込んでいた。すっかり首が回らなくなった彼の前に男が現れ、マットの借金をすべて肩代わりしたと告げる。その代償として男は、法で裁けぬ悪党

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    appletriangle 2008/09/12
    これだからセガールはやめられない。
  • 超映画批評『バグズ・ワールド』60点(100点満点中)

    『バグズ・ワールド』60点(100点満点中) LA CITADELLE ASSIEGEE 2008年6月28日(土)よりTOHOシネマズ木ヒルズほか全国ロードショー 2006年/フランス/カラー/82分/配給:エイベックス・エンタテインメント/トルネード・フィルム 監督:フィリップ・カルデロン ナレーション:ベノア・アレマン キャスト:オオキノコシロアリ、サスライアリ 2000万もの物の命が殺しあう姿を延々と映す衝撃の"戦争映画" 最近、ネイチャー系なる映画が若い婦女子に人気という。『ディープ・ブルー』(03年)や『アース』(07年)といった、大自然体感型のドキュメンタリー作品のことだ。以前はこの手の作品は商売的に難しいと考えられており、買取ったもののどの程度のヒットが見込めるのか、担当者さえもわからなかったという。だが今はもう違う。自然映画はウケる、これはひとつの定理となりつつある

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    appletriangle 2008/06/24
    個人的には凄い好みです。
  • 超映画批評『悲しみが乾くまで』85点(100点満点中)

    『悲しみが乾くまで』85点(100点満点中) Things We Lost In The Fire 3月29日(土)より、恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町一丁目ほか全国ロードショー 2007年/アメリカ/119分/配給:角川映画・角川エンタテインメント ハル・ベリー&ベニチオ・デル・トロを圧倒する才能 『悲しみが乾くまで』に主演するハル・ベリーとベニチオ・デル・トロは、ともにオスカー受賞経験がある実力者で、その演技力に死角はない。だが、それでも作は彼らがかすむほどに、別のある人物の圧倒的な才能を感じさせる。 オードリー(ハル・ベリー)の幸せな生活は、ある日夫が殺されて一変する。葬儀当日、夫の親友ジェリー(ベニチオ・デル・トロ)と久々に再会した彼女は、彼が相変わらずドラッグ中毒の後遺症により、廃人同様の暮らしをしている事を知る。これまでジェリーを快く思っていなかったオードリーだが、子

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    appletriangle 2008/03/28
    チェック。