漆の実のみのる国 上/藤沢周平【1000円以上送料無料】 価格: 748 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 江戸時代中期、上杉重定の治世。米沢藩は貧窮し、政治は重定の寵臣森平右衛門の独裁状態にあった。3石から350石まで立身する異例の台頭をして、藩主重定の意向に沿うように進めていた。藩で収穫する作物の専売制を進めて、また商人との癒着も深まり、藩主の豪遊などに資金を増やす。一方で家臣たちには、知行・俸禄 を継続的に半分にまで削減する「半知」といった大幅な減知を断行する。 森は上役にも平気で役職の罷免や閉門、降格を行うことで、家臣たちの不満は爆発寸前となり、米沢藩の混乱は幕閣も知れるところになる。江戸家老竹俣当綱は森を暗殺することで状況の打開を図るが、上杉重定は厳しい藩財政の中、浪費を重ねて悪政を続けたために藩の財政は好転しない。ついには尾張藩出身の重定の妻の繋がりで、尾張藩を通して幕府に藩土