タグ

ブックマーク / umedamochio.hatenadiary.org (14)

  • 翻訳とネット - My Life Between Silicon Valley and Japan

    日経新聞を読んでいたら(10月11日衛星版、日だと夕刊かな)、翻訳家の青山南氏の「翻訳とネット」についてのインタビューが載っていて大変面白かった。ベストセラーとなった亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」、村上春樹訳「ロング・グッドバイ」をはじめ、最近は新訳出版が盛んで、読者としては嬉しい限りなのだが、新訳が盛んになったことは「ネットの後押し」が一因だと青山氏は見ている。 ネットによって時間、空間が離れたものに近づくことが可能になった。十八―二十世紀初頭の文学も時代性を理解しやすい。古典文学の新訳が盛んなのも、ネットの後押しが一因だと思う。今までは得られなかった情報が入ってくることで翻訳が変わってくる。 なるほど「新訳ブームとネット」をそんなふうに考えたことはなかったが、確かにそうだ。ネットは、何かこちら側に問題意識があって能動的に対峙したときと、ぼんやりと受動的に対峙するときでは、全く異なる

    翻訳とネット - My Life Between Silicon Valley and Japan
    aratako0
    aratako0 2007/10/13
    ネットがない頃に翻訳したことはないから、何とも言えないけど、確かに訳するときはその文書以外をかなり読まないとならないのは事実。そういう意味ではネットは必須。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 2006年はYouTubeの年、2007年はFacebookの年

    ちょうど去年の秋は、YouTubeをGoogleが買収した大ニュースで大騒ぎだったが、2006年をYouTubeの年とすれば、2007年はFacebookの年だったと言えるだろう。 昨日ウォールストリートジャーナルは、マイクロソフトがFacebookへの数億ドル規模での出資交渉を進めていると報じたが、これからおそらくグーグルとの間での提携・出資交渉の戦いが起こるだろう。しかしいずれにせよ、YouTubeのときのようにいきなり買収というのはないだろう。マイクロソフトの出資交渉時に前提とする時価総額はもう既に100億ドル以上だという。GoogleがYouTubeを買収した価格16.5億ドルが安く見えてしまう。 Microsoft in recent weeks approached Facebook with proposals to invest in the startup that co

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 2006年はYouTubeの年、2007年はFacebookの年
    aratako0
    aratako0 2007/09/27
    API公開は確かにブレークスルーだが、それに加えてソーシャルグラフの地位を取れるかもしれないのがfacebookのやばいところ。googleやMSが狙ってるのもそこだと思うけど。
  • サバイバルのための人体実験を公開すること - My Life Between Silicon Valley and Japan

    ネットイナゴ問題については、はてなブックマーク開発者id:naoyaのダイアリーを基点に皆さんと一緒に考えていくことになります。僕もときどき参加します。 さて、僕が何かを書くと「ポジティブだ」という意見を述べる人がいる。誰が何をどう読みどう思おうと自由だが、そんな低レベルなところで思考停止してもらいたくないなぁと正直には思っている。 「ウェブ進化論」の中で、 大きな環境変化が起きたときに、真っ先に自分が変化しなければ淘汰される というのが「シリコンバレーの掟」だと書いた。また「ウェブ人間論」の中で、自分の生き方について、 「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルするか」を最優先に考える と書いた。第三者的な立場で世の中を分析してある世界が全体としてこうなっていますよ、こうすべきですよ、ということを書く人は僕以外にもたくさんいるので、そこはもうやる

    サバイバルのための人体実験を公開すること - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • お金のリテラシー、「路頭に迷う」、「向き不向き」「好き」と競争力の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    さて次はねと要素をどんどん並べていくとかえって末転倒になるので、「ウェブ・リテラシー」「友達のネットワークに働きかける営業力」ともう一つでやめる。もう一つは「お金のリテラシー」だ。そう書こうと思っていたら、先に書いてくれた人がいた。「Jun Seita's Web」の「「好きを貫く」ための「お金・リテラシー」だ。 「好きを貫く」と心に秘めた日の18歳にまず必要なのは「お金・リテラシー」ではないだろうか。「資主義・リテラシー」と言ってもいいが、それほど堅苦しいものではない。半日あれば十分だ。 「ウェブ・リテラシー」などの「What」から入るにしても、この「How」だけは先に知っておいて損は無い。なぜなら日を含め多くの社会はこのルールが基盤レイヤーとして採用されているからだ。 どうぞ全文をどうぞ。追記。岩瀬君が「当のおカネ・リテラシー」を書いてトラックバックしてくれた。四つのルールと

    お金のリテラシー、「路頭に迷う」、「向き不向き」「好き」と競争力の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan
    aratako0
    aratako0 2007/04/06
    このところだけはちょっと分かりにくい。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - 「何かの専門性」と、「好き」を共有する友達のネットワークと、そこに働きかける「営業力」

    さて「好き」を核にして「「個」として強く生きること」を目指すための、小林秀雄の言う「ほんとうの助言」の試みを続けてみよう。 現在から未来にかけて「好き」を貫いていく以上、リアルとネット(SNSのコミュニティなど)の両方で「好き」を共有する友達のネットワークはある程度できているだろう。そこをちゃんとメンテナンスするのが大切だ。その中にどんな人達がいて、リアル世界で皆、何をしているんだろうと。友達って言ったって同世代ばかりじゃなく、大きな仕事をしている中高年の富裕層だって含まれるだろう。人付き合いが苦手だって、「好き」を共有する友達が相手なら、敷居はずいぶん低いだろう。 それで、そこに働きかける「営業力」を持て、というのが次の提案だ。それによって、「好きで飯がえる」で足りなければその分を補うのだ。組織に属さずに。あくまでも自主的に。貴重な時間という希少資源を自分でコントロールしながら。コモデ

    My Life Between Silicon Valley and Japan - 「何かの専門性」と、「好き」を共有する友達のネットワークと、そこに働きかける「営業力」
  • 「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    大組織適性の話はちょっとここで一段落。 具体例がどうも「一流大企業で自己実現」か「ベンチャー創業」かみたいになると、敷居がおそろしく高い話になってしまうが、僕の意図はちょっと違う。 「大企業かベンチャーか中小企業か・・・」という構図も違う。 「個と組織の関係や距離感」における「個の強さ」みたいなことを議論したい気がしている。またその観点で、具体的に何をしたらいいかという話に、だんだんにつなげられたらいいと思う。話が抽象的だとかなんか怒っている人がいるけれど、そうあわてるな(よく読みもせず、人が真剣にやっていることの意図を理解しようともしないで、どうして急に怒ったり激しく批判したり茶化したりする人が多いんだろうね)。少し抽象的な枠組みのところで「面白さ」や「創造性」のフレーバーを振りかけた議論から入らなければ、多くの人が同じフレームワークの中で議論できるようにならないでしょう。 「好き」なこ

    「「個」として強く生きること」と「ウェブ・リテラシーを持つこと」の関係 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 自らの傾向や「向き不向き」に向き合うこと - My Life Between Silicon Valley and Japan

    自分の「好き」を発見するのは難しい。自分で「好き」だと意識していないことが実は「好き」だったのだと何年もたって発見することもある。「継続できる」というのは「好き」の証明であり、何事においても「継続できる」ことが、何かを成し遂げるためにはとても大切だ。それは大企業であれベンチャーであれ自営業であれ研究者であれエンジニアであれ、同じこと。自分が意識していない自分の傾向も含め「向き不向き」ときちんと向き合い続けることの重要さを、僕は指摘したいのだ。そのためにここのところ、色々と書いている。 僕が昨日のエントリーで「大企業に入っても「好き」を貫くこと、つまり「継続する」ことができる」素質の候補をいくつか挙げた。どういう読み方をされてもかまわないのだが、たとえば就職を控えている学生が、自分が「大企業に入っても辞めないでいられる」かどうかの思考実験の道具の一つとして読んでもらってもいいかと思う。大企業

    自らの傾向や「向き不向き」に向き合うこと - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。

    ここ一週間、たくさんの日の若い人たちと話した。JTPAツアー、九州大学ツアー、そして昨日のLingrイベント。それでつくづく思ったこと。もう前にも一度言ったことだし、当たり前のことだし、言わなくても伝わっているだろうとふと思っても、しつこく言おうと。なぜなら、僕が考えていることと正反対の言葉を、日の大人たちから皆はシャワーのように浴び続けているし、僕がこうあるべきと思うことと正反対の経験を日々せざるを得ない状況にある、ということがよくわかったから。 二十歳にもなれば、その人のすべてはもう顕れている。その自分の良いところを見つけるには、自分の直感を信じ(つまり自分を信じるということ)、自分が好きだと思える「正のエネルギー」が出る対象を大切にし、その対象を少しずつでも押し広げていく努力を徹底的にするべきだ。そういう行動の中から生まれる他者との出会いから、新しい経験を積んでいけば、自然に社会

    直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。
  • 最高に嬉しいアナウンス: Rich Chen(ex-Google)のはてな参画 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    こんなことをアナウンスできる日がこんなに早く来るなんて思っても見なかった。今日は当に嬉しい日だ。このアナウンスが、今後のはてなにとってどのくらい大きな意味を持つかは、ネットビジネスのプロ筋の人達には説明の必要もなかろう。 Richard ChenのHatena Inc.取締役就任に関するお知らせ Richard Chenは、Hatena Inc.に参画する前は、2002年より約5年間にわたり、Google社シニアビジネスプロダクトマネージャーとして、日市場戦略立案・事業構築についてのGoogle米国社サイド責任者として指揮を取り、2007年1月にGoogleを退社しました。 僕が初めてRichに会ったのは、2003年5月のことだった。Googleがまだ500人くらいで、日法人をさあこれから立ち上げるぞ、という時期だった。以来、Richは、急成長するGoogleの中心人物の一人として

    最高に嬉しいアナウンス: Rich Chen(ex-Google)のはてな参画 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 「やめること」を先に考えよう - My Life Between Silicon Valley and Japan

    さあ来年は何を始めようか。そう考えるのではなく「何をやめるか」を先に決めよう。それも自分にとってかなり重要な何かを「やめること」。 それが「来年の抱負」「今年の抱負」を真に意味のあるものにするための最重要ポイントだと思う。新しく始める「何か」を決めるだけでは、できない場合がほとんどだ。 「時間の使い方の優先順位」を変えないと、新しいことを始める時間はなかなか捻出できない。とにかく「やめること」を決めなくちゃいけない。 僕にとってのここ数年は、かなり新しいことへと舵をぐっと切った時期だった。JTPAを始めたこと、たくさん勉強するようになったこと、若い人たちとばかり会うようになったこと、ブログ(CNET Japanから欄)を始めたこと、はてなに参画したこと・・・。 こうした新しいことのすべては、僕の業である「MUSE Associatesのコンサルティング事業」で「もう新しい仕事はいっさい

    「やめること」を先に考えよう - My Life Between Silicon Valley and Japan
    aratako0
    aratako0 2006/12/23
    この考え方大事。今年はそういうふうに考えてみよ。
  • スペシャリストとオタクはどこが違うか - My Life Between Silicon Valley and Japan

    千住博さんのは、読んでいて元気が出てくる。以前にも欄で紹介したことがあるが、次の三冊をまだ手にしたことのない人は是非、読むといいと思う。 きっと絵が好きになる。そして元気が出る。 さて、今日は千住博さんの新刊「ルノワールは無邪気に微笑む」(朝日新書)を読んでいて気になった一節をご紹介しよう。このは、朝日新聞の読者からの質問に一問一答形式で千住さんが回答したである。質問は、 千住さん、スペシャリストとオタクはどこが違うと思いますか。(略) どこが違うんでしょうか、尊敬されるスペシャリストとバカにされるオタク。だれも千住さんのことを「日画のオタク」とは呼びませんよね。(略) じつに難しい問いである。 平野啓一郎さんとの対談(「ウェブ人間論」)でも、ウェブ社会が進化していくと、人々は趣味・関心・嗜好を同じくする人たちとどんどんつながることができ、個の専門性や固有性が他者に理解され承認さ

    スペシャリストとオタクはどこが違うか - My Life Between Silicon Valley and Japan
    aratako0
    aratako0 2006/11/26
    なるほど。面白い視点だと思う。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - Web 2.0時代を生きる英語嫌いの若い人たちへの英語勉強法

    英語があんまり好きじゃないけど、専門のことについては好き嫌いはともかく英語を道具として使いたい。そういう人に向けての英語勉強法です。 (1) Web 2.0/次の10年/Open Source/Google/Longtailみたいなネット関連の最新動向について、質の高い論考をたくさん読み、自分が実際に使うかもしれないなぁと思うような語彙を増やすとともに、借用できそうな文章を抜き出して、それら(英文)をできるだけたくさん暗記すること。ここで使う「質の高い論考」は次のリストから好みに応じて選んでください(理想を言えば全部)。もっとテクニカルにディープなものがよい人は、自分が気に入った文章を選んでください。 「We Are the Web」 http://www.wired.com/wired/archive/13.08/tech.html 「What Is Web 2.0」 http://ww

    My Life Between Silicon Valley and Japan - Web 2.0時代を生きる英語嫌いの若い人たちへの英語勉強法
  • 「よりよく生きる」の意味の違い - My Life Between Silicon Valley and Japan

    須賀敦子全集第一巻(河出文庫)の解説を池澤夏樹が書いていて、その中にこんな文章があった。 しばしば不幸に見舞われる人々がそれでもよりよく生きようとする姿に読む者は共感を覚える。そう言ってしまえば話は簡単に思えるが、このよりよく生きるという言葉の内容が、日アメリカとヨーロッパとでは少し違うようなのだ。 日人はつつがなく生きようとしている。周囲の人々から浮かないようにつつましく暮らし、大過なく人生を送る、日の社会が個人に要請するのは基的にそういうことだ。これが日の社会の雰囲気を決めている。アメリカの場合は基テーマは成功への促しだろうか。個人は持って生まれた才能を発揮して高い地位に昇り、才能の成果を社会に返すことが求められる。倫理は一歩遅れてついてくる。だからアメリカは世界の先頭を切って変化している。新しいものはすべてアメリカから来る。 そしてヨーロッパでは、特にカトリックの国では

    「よりよく生きる」の意味の違い - My Life Between Silicon Valley and Japan
    aratako0
    aratako0 2006/11/05
    うーん、なるほど。どっちかというと、アメリカ的な考え方のほうが共感できるかな。
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - GoogleがYouTube買収!!! 圧倒的に正しい戦略が迅速に執行されたのだと評価する

    どうも気らしいという話は噂に聞いていたが、こんなに早く交渉がまとまって発表されるとは思わなかった。今日10月9日(月)、GoogleがYouTubeを約16億5,000万ドル(in an all-stock deal worth about $1.65 billion)で買収した。 YouTubeは創業から二年たっていない。サービス格スタートからほぼ一年。それが約2,000億円の価値に変わった。何という加速感であることか。Googleの傘下に入ることは、YouTube創業者にとって、NASDAQ上場よりうんといい話だったのだ。こういう傾向は、今後もしばらく続くだろう。ある種のベンチャーにとっては、GoogleNASDAQの代わりになったということだ。 前にも触れたが、2006年のGoogleにとってのサプライズ(あるいはネット業界全体のサプライズ)は、YouTubeだけであった。むろ

    My Life Between Silicon Valley and Japan - GoogleがYouTube買収!!! 圧倒的に正しい戦略が迅速に執行されたのだと評価する
    aratako0
    aratako0 2006/10/10
    Googleがより経営的な判断から買収できるか。怖いな。
  • 1