ソニーの平井一夫氏が6月18日、会長から退く。CBS・ソニー(現:ソニー・ミュージックエンタテインメント)の入社から35年。ソニー・コンピュータエンタテインメントの代表取締役社長兼グループCEOを経て、2012年からは代表執行役社長兼 CEOとしてソニーを率いていた。 厳しい市況だった就任時からテレビの復活、デジタルイメージングの認知度拡大まで、平井氏は社内外に何を話し、取り組んできたのか。オーディオ&ビジュアル評論家の麻倉怜士氏がロングインタビューした。 強い商品と緻密な戦略で立て直したテレビ事業 ――平井さんが代表執行役社長兼 CEO に就任された2012年前後は、大きな赤字決算になるなど、大変厳しい環境だったと思います。それが退任時の2018年には、過去最高業績を記録。ソニー復活の最大の理由はどこでしょうか。 いろんなことが言えると思いますが、マネジメントチームが同じ方向を向き、いま
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