Contents -BIBLIOGRAPHIC RECORD T.S. Eliot (1888–1965). The Waste Land. 1922. The Waste Land
Contents -BIBLIOGRAPHIC RECORD T.S. Eliot (1888–1965). The Waste Land. 1922. The Waste Land
岡田 俊之輔 T.S.エリオットは『荒地』の題辭として、ジョウゼフ・コンラッドの中篇小説『闇の奧』の一節を、コンラッドの名前と共に引く積りであつた。が、草稿を讀んだエズラ・パウンドは、「引用に耐へる程の重みがコンラッドにあるかどうか疑問だ」と書き送つた。その『闇の奧』の一節は、エリオットにとつて「見出し得る限り最も適切な」引用であり、自作の「解説として幾分かは役に立つもの」と思はれたから、折り返し返書を認めて、「コンラッドを引用するなといふ事でせうか、それとも、コンラッドの名を附すなといふ事なのでせうか」(1)と問うた。結局はエリオットが讓り、ペトロニウスの『サテュリコン』の一節を引く事にし、數々の助言に對する感謝の意を籠めて『荒地』を「吾に優る言葉の匠/エズラ・パウンドに」(2)捧げた譯だが、『荒地』の題辭として『闇の奧』の一節を引く事は頗る適切だといふ考へはその後も變らなかつたのであり
『闇の奥』(やみのおく、Heart of Darkness、1902年出版)は、イギリスの小説家ジョゼフ・コンラッドの代表作。西洋植民地主義の暗い側面を描写したこの小説は、英国船員時代にコンゴ川で得た経験を元に書かれ、1899年に発表された。ランダム・ハウス、モダン・ライブラリーが選んだ「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」に選出されている。闇の奥というタイトルはアフリカ奥地の闇でもあるが、人間の心の闇、西洋文明の闇をも含意していると考えられる。 この作品の舞台であるコンゴ川一帯にはベルギー国王レオポルド2世[1]の「私有地」であったコンゴ自由国(後にベルギー領コンゴ)が存在し、同地住民に対する苛烈な搾取政策をとったことで欧州各国から非難されていた。 あらすじ[編集] ある日の夕暮、船乗りのチャールズ・マーロウ(英語版)が、船上で仲間たちに若い頃の体験を語り始める。なお、マーロウは本
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