アニメ制作用ソフトウェアや液晶タブレットなどのデジタルデバイスの普及は、作品の制作工程や企画・プロモーションのあり方に大きな影響を与えつつある。そうした現状を先取りし、創業当初から関連技術への投資を積極的に行ってきたのが、アニメスタジオの「横浜アニメーションラボ」とプロデュース会社「アーチ」だ。 2月2日に開催された、アニメ業界関係者向けイベント「アニメーション・クリエイティブ・テクノロジー・フォーラム(ACFT)2019」では、その両社によるセッション「新時代のアニメ統合環境プラットフォームについて」が行われ、それぞれのデジタル制作に関する取り組みやアニメ制作の未来像が提示された。 メインセッション「新時代のアニメ統合環境プラットフォームについて」の会場 「モンスト」のYALが試すデジタル制作 横浜アニメーションラボ(YAL)は、その名の通り横浜に本社スタジオを置くアニメ制作会社。201