<米イーストテネシー州立大学の調査で、セルフコンパッションと自殺リスクの関係性と、セルフコンパッションがうつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状、怒り、恥、対人欲求の阻害を緩和する効果について調査された......> 短所や失敗をひっくるめて自分を受け入れる「セルフコンパッション」 「セルフコンパッション」という概念がある。これは、一言で説明すると「自分に対する慈しみの気持ち」であり、ありのままの自分の短所や失敗をひっくるめて自分自身を受け入れる、ということだ。もともとは仏教の概念だが、現在は臨床心理学に取り入れられ、セラピーなどに活用されている。 米イーストテネシー州立大学(ETSU)でこのほど行われた調査により、セルフコンパッションが高い人ほど自殺リスクが低いことが明らかになった。自分に対する慈しみの気持ちが強いと、ひどい心理状態にある場合はこれがネガティブに作用しそうだが、調査