無防備にインターネットを使い続けるとどうなるか――セキュリティ企業の米McAfeeは、スパムメールの実態を調べる実験プロジェクト「S.P.A.M.(Spammed Persistently All Month) Experiment」を実施し、7月1日にその結果を公表した。 実験には世界10カ国のボランティア50人が参加。スパムメールに記載されたリンクをクリックするなど、無防備な状態で30日間インターネットを利用し、日々の出来事をブログで報告した。McAfeeがこのブログと参加者が受け取ったスパムの内容を分析し、どの程度のスパムが集まるか、どんな影響が出るのかなどを調べた。 期間中にボランティア50人が受信したスパムメールは計10万4000通あまり。1人当たり2096通、1日に約70通を受信した計算になる。内容はフィッシング詐欺メールやマルウェア感染サイトにリンクさせたメールが多数を占めた