今月16日、イラク政府軍は、同国北部のクルド人自治政府が実効支配していた油田都市キルクークに侵攻。同市を掌握した。直接の引き金となったのは、先月25日に行われたクルド人自治区独立を問う住民投票だ。筆者は9月下旬に現地を取材、クルド人自治区の現状に迫った。取材を基に、独立の機運が高まる要因や、今後のイラク情勢の展望を考察する。 ■悲願の独立へ―熱狂のクルド人自治区 「クルド独立にイエス!」と数万もの人々の叫ぶ声が一帯に轟く。アルビル市内のスタジアムでおこなわれた大規模な集会は、赤白緑の3色に太陽という意匠のクルド民族の旗がはためき、高揚した空気に包まれていた。独立を問う住民投票の直前、筆者は、イラク北部のクルド人自治区の主要都市アルビルを訪れた。街中のいたるところに、クルド民族の旗や投票を呼び掛ける横断幕が掲げられ、まるでお祭り騒ぎのようだった。 アルビル市内での独立支持の集会 「国家を持た
誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 21世紀を迎えた日本は世界史に類例のない 急激な人口減少時代に突入し人口減少、 少子高齢化がささやかれる中、本書が示した 「未来の年表」は「静かなる有事」であり、ゆっくりと ディストピアへ進むことを示します。 僕は本書をNHKスペシャル取材班 の 『縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)』(講談社) と併読して読んでおり、そのあまりのディストピアぶりに 読み終えた後しばらくの間は暗澹とした思いに とらわれておりました。 本書は国立社会保障・人口問題研究所の 「日本の将来推計人口」データを主な参照元として、 「来たるべき新世界」における日本社会・日本経済を 指し示した一
21世紀を迎えた日本は世界史に類例のない急激な人口減少時代に突入し人口減少、少子高齢化がささやかれる中、本書が示した「未来の年表」は「静かなる有事」であり、ゆっくりとディストピアへ進むことを示します。 僕は本書をNHKスペシャル取材班 の『縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)』(講談社)と併読して読んでおり、そのあまりのディストピアぶりに読み終えた後しばらくの間は暗澹とした思いにとらわれておりました。 本書は国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」データを主な参照元として、「来たるべき新世界」における日本社会・日本経済を指し示した一冊です。担当編集者に曰く、 「今年(評者注:2017年)4月に5年ぶりに公表された最新データを駆使した本は、これが初です」 とのことであり、かつて発表された当時には「増田レポート」を加筆して書籍化した増田寛也氏の『地方消滅 - 東京一極集中が招く人
うーむ、これは微妙。 話題になるツイッターのお作法って、別にコアユーザーというよりは、一部のコミュニティの話なような気がするんだけど、こうやってメディアでルールのように紹介されると逆にこっちが常識になってしまいそうで怖いです。 ミクシィの時にも、足跡つけたのに挨拶ないとか面倒なお作法が、サービスの成長の過程で阻害要因になってしまった印象がありますが、日本人ってこうやってコミュニケーションを義務化していく行為が好きなんですかねぇ。 ツイッターの黎明期は、アットによるリプライとか、ハッシュタグとか、米国のユーザーの自発的な思いつきによる自主ルールを、ツイッター側が積極的に取り入れて成長を加速していた印象がありますが。この手の日本の「お作法」はサービスに取り入れると、コミュニティがタコツボ化していきそうな印象しかないのが、なんとも寂しいところ。 やはり、ツイッターがつぶやきと翻訳されて広まったの
与党・自民党が圧勝した22日の衆議院総選挙を受けた海外報道が出揃ってきた。俯瞰すると「アベが圧倒的過半数を維持、憲法改正に前身か」というワシントン・ポスト紙(WP)の記事に代表されるように、自民大勝により改憲が現実味を帯びてきたとする報道が多い。その中で、イスラエルのハアレツ紙は、「トランプ時代の好戦的な(militant)ナショナリズムの勝利」と、安倍自民の勝利を右傾化あるいは保守化が進む最近の欧米の政治情勢に連なる現象と捉えている。 ◆支持されたのは「タカ派的政策」 ハアレツ紙は、安倍首相の大局的な野望は、「日本を再び偉大な国にする」ことだと見ているようだ。与党が衆院で改憲発議に必要な3分の2以上の議席を維持したことで、「安倍はようやく憲法9条改正と軍隊の合法化という長年の夢を満たすことができる」と書く。これにより日本は、トランプ米大統領の就任、カタルーニャの独立宣言、英国のブレグジッ
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