ブックマーク / www.shiftm.jp (20)

  • Binu Mathew氏の『エジプトに例示されたピークオイル革命』 - もったいない学会・シフトム

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    arkanal2 2013/07/26
    おそらく私たちは政治的狂気の時代に突入しているのだ、ちょうどこのビデオ映像の中に観たもののように。人が人に逆らう時代、信仰が分裂する時代、人種が衝突する時代、民族が互いに滅ぼし合う時代、言葉が武器にな
  • 有限感 - もったいない学会・シフトム

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    arkanal2 2013/06/29
    日本は主に加工産業によって外貨を稼ぎ、石油を買っている。当然有限感を持ちづらい環境にある。「石油は買ってくれば良い」と思い、そのためには「無限の可能性のある加工産業でがんばれば良い」という議論になる。
  • 石油減耗時代の雇用と当為 - もったいない学会・シフトム

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    arkanal2 2013/06/02
    過去の文明社会において、社会の衰退という破局によって安楽な道が無慈悲にとざされたとき、「復古主義」、「未来主義」、「超脱」、「変貌」という四通りの生活態度が姿を現すという。このうち、過去の成功体験を懐
  • 尖閣諸島周辺海域の石油埋蔵量について:科学・技術の国らしく正しく知ろう - シフトム

    10月7日に中国が、尖閣海域日領海で中国漁船衝突事件を起こし、さらに尖閣諸島領有権を主張したことに関連して、尖閣諸島周辺海域の石油埋蔵量に強い関心が広がっている。 その内容は、「尖閣列島周辺海域には、世界第二位のイラク並みの1000億バレルを超す石油埋蔵量がある」との報道が殆どであり、これを正しいと思う国民が増えているようである。 しかし、この埋蔵量推定は1970年ころのものであり、その後の調査技術の進歩と詳細な調査の結果、1994年時点での日政府の公表では、日中中間線より日側海域での究極可採埋蔵量は32.6億バーレル(5.18億キロリットル)で、1970年時の30分の1である。 なぜ、こんなに違うのか、歴史的に追ってみよう。 1970年簡易調査法による埋蔵量評価 1968年、国連・アジア極東経済委員会(ECAFE)が東シナ海で海底調査を行い、1969年に出されたその報告「

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    arkanal2 2013/03/31
    尖閣諸島海域の石油埋蔵量は1000億バーレルという旧い数字が、一人歩きしている。現時点での政府公表の新しい32.6億バーレルという数字に、誰も明確に訂正させようとしない。
  • 天然資源の生産におけるEPRとエントロピーの一考察(1) - シフトム

    天然資源(自然に存在するエネルギー資源)の生産において、EPR(エネルギー利益率)とエントロピー(熱と物の拡散の程度を表す物理量)の双方について評価することが重要である。 EPR=自然から取り出すエネルギー(出力)÷取り出すために必要なエネルギー(入力)で定義される。EPRの値は、入力の方法や工夫によって大きくすることができる。 エントロピーとは「自然の状態では、熱は高温から低温に向かって流れ、物質は拡散していく」という現象を、‘エントロピーが増大する’として表す物理量である。よって、仕事(エネルギー)の適当な与え方によって、低温の熱を高温にしたり、拡散した物質を濃縮する、すなわちエントロピーを低減して、エネルギーや資源としての使用価値を高めることができる。 生産によって‘EPRの大きさ’と‘エントロピーの小ささ’がともに十分なモノは、安くて使い勝手が良い。しかし、通常の入力ではEPR

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    arkanal2 2013/03/16
    天然資源(自然に存在するエネルギー資源)の生産において、EPR(エネルギー利益率)とエントロピー(熱と物の拡散の程度を表す物理量)の双方について評価することが重要である。 EPR=自然から取り出すエネルギー(
  • Dmitry Orlov氏の『死に際の資金集め』 - シフトム

    福島の原発事故のすぐ後に私は、『原発をとめねばならない』と題する記事を書いた。福島の事故から、地震や津波によらずとも石油減耗が進むや原発の維持管理が困難になり、日中を放射能まみれにする原発事故が発生するであろうことを連想・予見したからである。 稿は、Dmitry Orlov氏のブログCLUBORLOV 2012年4月24日付けの記事Fundraising in Extremisを訳したものだが、彼もまた原発事故の発生を予見して、辛辣なジョークを交えながら、私たちの置かれた苦境を指摘し、一縷の望みをかけている。 Chen Wenling Catch of the Day 昨日にも取り組み始めている必要がある重要な事業がいくつかある。というのは、それらの事業が人類の存続にとって鍵となるからだ。だが、不幸にも、マネーを投資する唯一の目的がさらなるマネーをつくり出すことだと命じる市場経済と国

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    arkanal2 2012/12/08
    では聴いて下さい。私たちは知っている   あなたは私たちの敵だと。   これが理由なのです、私たちが   今、壁の前にあなたを向ける。   けれども、あなたの長所やよき性質を考慮して   私たちはあなたを良
  • メタンハイドレートは資源ではない その2)在来型ガス田と全く違う - シフトム

    メタンハイドレートとは 普通の天然ガス田と違い掘削しても自然に噴出しない。固体のメタンと水の水和物、メタンを中心に周囲を水分子が囲んだ形に、包接水和物は低温かつ高圧の条件下で、水分子は立体の網状構造を作り、内部の隙間にメタン分子が入り込み氷状の結晶になっている。これは固体で、火をつけるとメタンが分離するので燃える。このために「燃える氷」とも言われる。この水和物1 m3を1気圧の状態で解凍すると164 m3のメタンガスを得る。分子式は CH4•5.75H2O、密度は0.91 g/cm3である。 話題のメタンハイドレートとは、日列島の周辺海底下、堆積地層内有機物の分解で生じたと推定されるメタンが固体の水和物として広く分散して存在する。この水和物は低温、高圧で安定する。 シベリア、カナダなどは低温なので地表近くに存在する。一方日では水深新1km程度の深さの海底下、地層内に分布している。四

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    arkanal2 2012/11/18
    日本で消費される天然ガスの約96年分以上というのである。これは原始埋蔵量であって、経済的に可採な資源量と違うのである。大事なのは「エネルギーコスト」である。良く話題とされるマネーコストは殆ど無意味である
  • メタンハイドレートは資源ではない: その3)膨大なメタン回収エネルギー - シフトム

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    arkanal2 2012/11/18
    もう20年程が経過した。だが依然としてエネルギー収支比、EPRによる科学的な経済評価は何時のことか見当もつかない。その反面、楽観的な話ばかりがメディアに流される。既に利権構造化しているのであろうか、メタン
  • 藻類人工栽培で安い石油は可能か?:エントロピーで考える - シフトム

    石油は、主として藻類がオリジンであって、それが特別の地質環境下で地質的な長い時間かけて熟成し、濃集したものである。2006年に世界が石油ピーク(プラトー状態)を迎え、数年後には石油減耗のステージなると、現在の経済規模に対して加速的に石油不足になっていくこと間違いない。そこで藻類から人工環境下で、石油を超スピード促成させようとの研究が広がっているが、安い石油が得られるのであろうか。 ポトリオコッカス藻の光合成石油の非採算   最近まで、ポトリオコッカス藻の石油生成が研究され、経済性の評価がなされてきた。 ポトリオコッカス藻は光合成で石油生成されるが、培養速度が遅く生産コストが800円/㍑、 即ち、1バーレル当たりの生産コストが13万円近くかかる。これに事業的諸経費、クラッキング(精製)コスト等を加えると、おおむね30万円/バレル=3,000ドル/バレルであろう。結局、天然石油代替として事

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    arkanal2 2012/11/18
    エントロピーを理解しないで進められている研究の中に、海中ウラン採集技術、メタン ハイドレート研究などもある。 「原料の産状や性状が高エントロピーであるものほど、低エントロピー製品を生産するには、低エント
  • 原子力発電は石油インフラの上でしか成り立たない - シフトム

    原発を動かしているエネルギー は何か 原子力発電は、石油、石炭、天然ガス、電力のエネルギーが揃って初めて成立するビッグシステムである。通常、原発とは、ウラン235の崩壊熱による高温水蒸気がタービンを回して発電する、化石燃料の代替エネルギーのように思われているが、あるいは思わせようとしているが、これは誤りである。 天野治氏によると(日原子力学会誌、Vol.48,No.10(2006))、100万kWの原子力発電所建設に要するエネルギー(単位:Tcal)は、合計967.4で、内訳は電力209.6、石炭625.5、石油132.4としている。これには建設資材の製造、プラント建設、輸送のすべてが含まれている。なお、電力の製造には、国によって異なるが、米国などでは安価な国内石炭火力が多用されている。   石油が使えなくなったら、他のエネルギーで代替できるかどうか 原発建設の主な資材の製造に必

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    arkanal2 2012/11/18
    しかし、石油と石炭が安く使えなければ、文明を支える電気エネルギーにならない。すなわち、原発は、安い石油インフラの上に成り立ってきた。 しかし、それでも環境破壊、放射能災害に対して、事実上無力なインフラ
  • 常識と神話の挟間で その1 原発か経済か - シフトム

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    arkanal2 2012/11/18
    世界で唯一がフィンランドのオンカロで、10万年後の安全で知られる。これは18億年前の古い安定地塊、地層の中に建設されている。そのような古い安定した地層は日本にないのである。 そしてもう一つの神話 それは原子
  • Dmitry Orlov氏の『夢の奇妙な論理』 - シフトム

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    arkanal2 2012/11/18
    だが、ひょっとするとこの問題は、私たちの行動における無能についてではなくて、より重要なことには、考えることにおける無能に関することではないのだろうか。論理の力に口先では同意するものだが、たいていは虚構
  • Dmitry Orlov氏の『崩壊五段階説』および『改訂版の崩壊過程:「財布に縛られて」』 - シフトム

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    arkanal2 2012/11/18
    崩壊過程 第一段階:金融の崩壊。「平常通りのビジネス」という信頼感が失われる。未来はもはやリスク評価と金融資産の保証を与えた過去とは違う、と考えられるようになる。そして、金融機関が破産する。預金が一掃
  • Dmitry Orlov氏の『成功するために調教されて、食べられるために飼育されて』 - シフトム

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    arkanal2 2012/11/18
    「文化」は言うはやすしであるものの、文化的な違いが満ちているのであり、四半期ごとの収益と対前年比の成長率およびそれらの株価への影響を主たる関心事とする一世代を、意志決定においては七世代前を振り返って七
  • Dmitry Orlov氏の『崖の底にある藁の山』 - シフトム

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    arkanal2 2012/11/18
    しかしながら、私たちはカーブに囲まれた面積が何なのかを知っています。もちろん、究極可採埋蔵量になります。これは、ピークオイルという「オルデュバイ渓谷」の見方になります。近づいて見るならば、立ち上がり部
  • 人心をして倦まさらしめん事を要す - シフトム

    第百七十八回国会における野田内閣総理大臣所信表明演説(平成23年9月13日)において、次のような施政方針が語られた。 「原子力発電について、「脱原発」と「推進」という二項対立で捉えるのは不毛です。中長期的には、原発への依存度を可能な限り引き下げていく、という方向性を目指すべきです。同時に、安全性を徹底的に検証・確認された原発については、地元自治体との信頼関係を構築することを大前提として、定期検査後の再稼働を進めます。」(http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201109/13syosin.html) この施政方針内容は1 1 月1 5 日に開催された(社)日経済団体連合会の理事会で承認された『エネルギー政策に関する第2次提言』に都合よく盛り込まれることになった。(http://www.keidanren.or.jp/japanese/pol

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    arkanal2 2012/11/18
    アレクシス・ド・トクヴィルが1840年に早々と産業から新たな貴族制が生まれることを予言していたことを思い出さずにはいられないのだ。 「雇い主と労働者の間には、いかなる類似性もなく、相違は日ごとに広がりつつあ
  • なぜ再び岐路なのか - シフトム

    現在の世界同時不況はしばしば1930年代の世界恐慌を引き合いにして語られている。各国が輸出超過で自国の経済を豊かにしようとする貿易政策をとった挙げ句、為替の切り下げ競争を演じるに至るというパターンを繰り返しており、奇しくも覇権国家の凋落を背景にしている。 この世界的な経済の行き詰まりは、日列島に生息するホモ・サピエンスが再び岐路に立たされることを予感させる。平成21年度の調査結果(1)によれば、埼玉、千葉、東京、神奈川、滋賀、愛知、沖縄と呼ばれるエリアを除いて、日列島に生息するホモ・サピエンスの個体群の縮小が確認されている。日列島のあちらこちらで環境収容力(Carrying Capacity)の制約が顕在化する事態を招いているわけだが、この道はいつか来た道ではないか。 顧みれば、1930年頃にも日列島に生息するホモ・サピエンスの群れは環境収容力の制約に直面していた。イギリスの歴史

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    arkanal2 2012/11/18
    ピークオイルを迎えて、またもや私たちは岐路に立つ。やがて私たちは、否応なしにライフスタイルの変革を迫られるだけではなく、人間性を問われることにもなるだろう。せめて人間としての高潔さを保ち、蛮行に手を染
  • Dmitry Orlov氏の『アメリカの世紀後のためのソビエト後の教訓』 - シフトム

    今の若者にはソビエトが崩壊した頃の記憶がない。ゆとり世代の受け身の姿勢はしばしば指示待ち状態などと言われるが、上位審級が規矩として機能しない時代に待ち状態でいるとしたならば、相当に拙いのではないか。せめてソビエト崩壊という出来事から未来を切り拓くための教訓を引き出しておいてはどうか。 ソビエト崩壊(1991年12月25日)に先立って、ソビエト国内の石油生産量は1987年頃にピークに達しており、また、ベルリンの壁が壊され(1989年11月10)、ルーマニアのチャウセスク政権が失墜するなど次々に東欧の共産党政府が打倒されていった。北朝鮮然り、キューバ然り、ソビエトは衛星国に構っていられなくなったわけだ。周辺の変化は未来を読み取るヒントを与えていたのだが、むしろ当時の日人はバブル経済に現を抜かしていた。 あれから20年ほどの月日が流れて、私たちは明るい未来を想い描くことが難しくなっている。

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    arkanal2 2012/11/18
    大量RTしている私が言うのもなんだが、これは是非とも熟読吟味してほしい。イブン・ハルドゥーン的な終末論的恐怖とも、技術的ブレークスルーが可能であるとの楽観主義とも無縁な透徹した歴史、・集団・心性の分析。
  • 日本近海のメタンハイドレートは資源でない - シフトム

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    arkanal2 2012/11/18
    日本近海のメタンハイドレートガスが、その100倍近い面積に拡散してエントロピーの高い状態で存在している。それを濃集するには拡散の度合いに対して、幾何級数的なエネルギーが必要であろう。これは誰も否定できない
  • 海水ウランは資源になりうるのか - シフトム

    エントロピーからの問題意識 最近、海水中のウランを採集するための、実用的に極めて有望な捕集材が開発された、との報道(日経ビジネス2010/12/14 など)が目に付く。 海水中のウランは、海水1kgあたり3.3×10-9kgにまで拡散されている物質で、エントロピーが非常に高い状態にある。これをエントロピーの低い状態に、人工的に濃集して資源化するには、大量のエネルギー、あるいはお金が必要なではないかと考えるのが普通である。 膨大なエネルギーとお金をかけて、海水ウランを資源化し、電気エネルギーを得ようとしても、EPRは低いのではないか。海水ウラン利用が文明を支えるエネルギーの一部を担えるのは、安くて、EPRが高い場合だけであり、石油ピークが進行し高騰する時代に、海水ウランにそれが可能であろうか。 そのような問題意識で、海水ウランの研究者でない素人であるが、日経ビジネス2010/12/14 の日

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    arkanal2 2012/11/18
    しかし、拡散した物質を濃集すること、人工的にエントロピー減少させるプロセスには、思いがけなく多量のエネルギー、お金がかかることをわきまえるべきであろう。 このあたりの事業仕分けの基準がしっかりしていな
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