2008年のジャパンCを制し、種牡馬としてモーリス、ゴールドアクター、ウインマリリンのG1馬を輩出したスクリーンヒーロー(19歳)が、種牡馬を引退することが決まった。10日、けい養先のレックススタッド(北海道新ひだか町)がホームページで退厩を発表した。今後は生まれ故郷の社台ファーム(北海道千歳市)で余生を送る予定。 父グラスワンダー、母ランニングヒロインの血統。デビュー当初はダート路線を歩むも、3歳5月ごろから芝路線へ転向。骨折で1年の休養を強いられ、矢野進師の定年に伴い鹿戸厩舎に転厩。4歳夏に復帰後はみるみる力をつけ、格上挑戦で臨んだ08年アルゼンチン共和国杯で重賞初制覇。直後のジャパンCでは9番人気の伏兵扱いもM・デムーロ騎手とのコンビでG1制覇まで駆け上がった。 09年ジャパンC13着を最後に現役を引退。通算23戦5勝(重賞2勝)。種牡馬入り後はモーリスを筆頭にゴールドアクター、ウイ