「叩き上げ」「令和おじさん」「パンケーキおじさん」――。世間がこんなイメージを抱く菅首相は一体、どんな“スガオ”を隠しているのか。その核心に迫るドキュメンタリー映画「パンケーキを毒見する」が、30日に公開された。時の権力者を相手にした取材は難航を極め、関係者からはNG続出。マスコミが政府の広報機関に落ちたと言われる時代に、作品に込めた思いは何なのか。メガホンを握った内山雄人監督に聞いた。 *インタビューは【動画】でもご覧いただけます。 ◇ ◇ ◇ ――「菅首相を“イジる”映画」と自身のツイッターで銘打ってますね。 カッチリした政治ドキュメンタリーを作るには到底時間が足りなかったので、面白く見せることに重点を置きました。テレビのバラエティー番組を手掛けてきた経験もあるので、菅さんを風刺したり、イジったりして「政治って面白い」「こんなおかしいことが今の日本で起きてるのか」とか、伝わればと思