日本将棋連盟TOP 将棋コラム 叡王戦七番勝負は開幕から千日手、藤井聡太七段がダブルタイトル挑戦など、6月下旬の注目対局を格言で振り返る 名人戦に続き、叡王戦七番勝負も開幕してタイトル戦が目白押しです。そして、注目の藤井聡太七段は王位戦でも挑戦を決め、ダブルタイトル戦に挑むことになりました。 第78期名人戦七番勝負第2局 【第1図は▲4五桂まで】 第1図は第78期名人戦七番勝負第2局(▲渡辺明三冠△豊島将之名人)。後手が優勢でしたが、▲6五桂~▲4五桂が厳しい攻めで先手が猛追しています。△4三金とかわすと▲5三銀△4一玉▲2六飛が厳しく、下段に落とされると簡単に寄せられます。△4三玉が「中段玉寄せにくし」の受け。▲5三桂右成と金をタダで取られましたが、△3三玉と広い方に逃げて簡単には寄りません。以下も激戦が続きましたが、最後は後手が制しました。これで七番勝負は1勝1敗です。 「名人戦棋譜速