日本で商業捕鯨が再開されてから2年余りがたちましたが、クジラの肉の消費は低迷しています。このため業界団体は、味を知ってもらおうと、大型のクジラの肉を特別に冷凍せずに運び、豊洲市場に出荷しました。 日本は、IWC=国際捕鯨委員会から脱退し、おととし7月から商業捕鯨を再開しています。 去年の捕獲量は、調査捕鯨を行っていた2018年に比べると、推計で3割余り少なくなっていて、消費も低迷しています。 国はクジラの持続的な利用を図るために、捕鯨を行う会社などに今年度は21億円の補助金や基金を拠出しています。 このため、業界団体の日本捕鯨協会などは、消費者に肉の味を知ってもらい、消費拡大を図ろうと、9月4日の「くじらの日」を前に、3日に豊洲市場で大型のニタリクジラの生肉を出荷しました。 太平洋沖でとれたクジラを、特別に冷凍せずに運び、臭みが少なく弾力があるクジラ本来の味を楽しめるとしています。 購入し