Published 2020/09/09 11:30 (JST) Updated 2020/09/24 11:37 (JST) 新国立競技場をしのぐほどの、近年まれにみる有名建築家が一同に集まるコンペが長野県で行われた。陸上“専用”競技場がテーマとなり、これまでの概念を覆す案として採用された「陸上競技場そのものが公園と融合する」選定案を、本コンペの審査委員を務めたスタジアム・アリーナの専門家・上林功氏が解説。Mazda Zoom-Zoomスタジアム広島など数々のスポーツ施設を手掛けてきた「スポーツ×建築」のスペシャリストである上林氏が今最も注視するプロジェクトとは? (文=上林功、写真&資料提供=長野県) 新国立競技場をしのぐハイレベルなコンペが実現 陸上競技場。現在、全国でスタジアムやアリーナの収益化や多機能化が議論される中で、陸上トラックの占用利用がやり玉に挙げられるのをしばしば見かけ