練馬区の遊園地としまえんの閉園は、巨大テーマパークが優勢な時代性を色濃く示す格好となりました。誰もが知る巨大テーマパークといえば東京ディズニーランドと東京ディスニーシーですが、その所在地名である「舞浜」の由来を巡って、思わぬ新説も持ち上がっているようです。フリーランスライターの小川裕夫さんの解説です。 練馬区にある遊園地「としまえん」が、2020年8月31日(月)をもって94年間の歴史に幕をおろしました。 としまえんは、長らく未就学児童でも楽しめる遊園地として親しまれてきたため、懐かしい思い出を抱く人も多く、その閉園を惜しむ声は絶えません。 一方、レジャーは時代とともに多様化。遊園地も大規模化。東京都内には、あらかわ遊園(荒川区西尾久、リニューアル工事のため休園中)といった地元住民から愛される小規模な遊園地もありますが、いまや遊園地は「テーマパーク」の時代が本格化しています。
先日、こんな地図を作った。 なんのこっちゃと思うが、拡大するとこうなっている。 じつは小さな文字が集まってできている。東京の地名の末尾の一文字だけを並べたものなのだ。 中央やや右でぽつんと「田」となっているのは、千代田の「田」だ。全体をよく見ると「山」「谷」「海」などが散らばっている。それぞれ、代官山だったり渋谷だったり青海だったりするのだが、こうやって末尾の一文字だけにすることでうまい具合にその土地の特徴や地形が浮かび上がるように見える。 どうしてこんなものを作ったか これを作ったきっかけは永太郎さんという方のツイートだ。 永太郎さんは京都で地理を専攻している学生だ。先日も「なんでもない地図を語る会」という記事でお世話になった。なにかの調査の一環だと思うが、地図から地名だけを抜き出してものを作っていた。これがとても面白く、しかもそれ自体ぎりぎり地図と言えないこともない。しかし、残念ながら
東京都内に位置する小田急線の成城学園駅と玉川学園駅は、駅の近くに成城学園や玉川学園があります。しかし西武線の大泉学園駅と一橋学園駅は、近くにその名前の学校がありません。学園のない学園駅ができた経緯を探ります。 近くに「大泉学園」がない大泉学園駅 西武池袋線の大泉学園駅(東京都練馬区)。奇妙なことに、駅付近に「大泉学園」という名の学校がありません。同じ西武鉄道の多摩湖線で、一橋学園駅(同・小平市)にも、近くにそうした学園の名が付く学校が存在しません(後述する一橋大学小平国際キャンパスはあります)。「一橋」と名の付く学校としては、JR中央本線の国立駅(同・国立市)が最寄り駅となる一橋大学が有名なので、西武多摩湖線の駅に一橋の名が冠されていることに違和感を抱かされます。 拡大画像 駅名どおりの学園がある小田急線の玉川学園前駅付近(2020年1月、内田宗治撮影)。 東京都内にはこのほか学園の名が付
日本の地名が消えている、と言われてピンと来る人はどれくらいいるだろうか。あまり意識されないかもしれないが、日本に古くからあった地名が、地図の上から次々と姿を消しているのである。 注目すべきは、その中に災害の歴史や地形的特徴に由来するものも含まれていることだ。そうした地名を示す「災害地名」という言葉もあるが、実際のところ、土地の安全性が地名でわかるのか。『地名崩壊』(角川新書)を刊行した地図研究家・今尾恵介氏がその理由を解説する。 拡大する「ブランド地名」 ――なぜ地図の上から、古くからある地名が消えているのでしょう? 地名には自治体としての市区町村名と、それを細分化した町名、大字(おおあざ)、小字(こあざ)があります。明治以降はどちらも激変していて、かなり多数の地名がすでに消滅してしまいました。 特に明治期には、合成地名(谷津+久々田+鷺沼=津田沼)など、安易な命名による自治体名が増えたの
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