神奈川県小田原市では2019年11月、小田原漁港の一画に、公設の商業施設「漁港の駅 TOTOCO(ととこ)小田原」(正式名称:小田原漁港交流促進施設)をオープンした。施設を維持管理・運営する指定管理者は、二度の公募を経てようやく選定。この場所を、地元の魚の認知度アップと消費拡大の拠点と位置づけ、年間50万人の来場者数をめざす。 相模湾に面する小田原市。その沖合は栄養分が豊富で、市の魚に指定されているアジを始め、主なものだけで約60種類の魚介類が獲れる。市内に4つある漁港のなかでも、年間約1700トンと屈指の水揚量を誇るのが小田原漁港だ。漁港内は、魚市場や数々の飲食店で賑わい、同市の人気観光スポットになっている。 2019年11月、その小田原漁港の一画に、魚をテーマにした市の商業施設「漁港の駅 TOTOCO(ととこ)小田原」がオープンした。施設は、地上3階建て、延べ床面積1540m2の規模。