意外と知らない? パブリック・アートの利用ルール美術館やギャラリーではなく、公共空間に設置される芸術作品「パブリック・アート」は、都市を彩るものとして世界各地で取り入れられている。しかしこのパブリック・アートは、これまでたびたび紛争にもなってきた。そこでここでは、今後も増えるであろうパブリック・アートの利用ルールについて、「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が解説する。 文=木村剛大 アニッシュ・カプーア クラウド・ゲート 2004 ミレニアム・パーク(シカゴ) 出典=Kapoor v. National Rifle Association訴状(*1) シカゴのミレニアム・パークを歩くとひときわ目を引く巨大な銀色の彫刻が見える。アニッシュ・カプーアの《クラウド・ゲート》(通称ビーン(豆))という作品で、すっかり公園のシンボルになっている。 このよう
![意外と知らない? パブリック・アートの利用ルール](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/730d503b6a59001bc7d9842bf200c6a04b5929e8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbt.imgix.net%2Fmagazine%2F21162%2Fmain%2F1578563814942_6233473a6c67fed834c43622c358374f.png%3Fauto%3Dformat%26fm%3Djpg%26w%3D1920%26h%3D1080%26fit%3Dmax%26v%3D9)