ベルリン(CNN) ドイツ北部のシュレースウィヒホルシュタイン州が、インターネットの交流サイト、フェイスブックの「いいね」ボタンをウェブサイトに取り入れた企業に罰金を科すと表明した。ドイツでは個人情報の扱いをめぐってフェイスブックに対する風当たりが強まっており、8日には同国のフリードリヒ内相が同社幹部とプライバシー問題について協議した。 シュレースウィヒホルシュタイン州の罰金は州の情報保護当局が先月発表したもので、「いいね」ボタンをウェブサイトに取り入れた企業に対して5万ユーロ(約540万円)の罰金を科すと定めた。同ボタンの設置により、企業がフェイスブック利用者の個人情報を追跡できてしまうというのがその理由。ただし現時点で実際に罰金を徴収する意図はなく、プライバシー問題についてフェイスブックに再考を促すのが狙いだという。 同州には2010年以来、フェイスブックの個人情報の扱いについて苦情が