「ストリートビュー」の引き起こした騒動 グーグルの新しいサービス「ストリートビュー」が今月から日本でも始まり、いろいろな論議を呼んでいる(関連記事)。 これは「Googleマップ」に出ている街路をクリックすると、その通りを歩いているように風景が見えるというもので、日本では今のところ10都市が対象になっている。特に首都圏は、千葉市から藤沢市まで広い範囲にわたってくまなくカバーされ、通行人や看板の文字まで鮮明に表示される。 このサービスが世界各地でいろいろな反響を呼んでいる。普通に使えば、ニューヨークの街路をウェブ上で散歩できるし、京都の観光地も360度のパノラマで見ることができる。東京のわかりにくい道も、これを使えばどこにどのビルがあるのか確認できて便利だ。 ところが、米国ではこれを「プライバシーの侵害だ」とする訴訟が起こり、日本では「日本家屋の塀は低いので家の中が丸見えだ」という批判が出た
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