シャープが次世代XMDF制作ソフトウェアの無償化を発表したことで、今後、どのようなところで、どの程度の変化が起きるのだろうか。ジャーナリストの風穴江氏が近未来を予測する。 シャープが4月22日に発表した次世代XMDF制作ソフトウェアの無償化は、電子書籍の何を変えることになるのだろうか? まず言えることは、これまで有償だったもの、誰でも買えるというわけではなかったものが、無料かつ(事実上)誰でも利用できるようになったことで、XMDFコンテンツを制作するためのハードルが下がるということ。誰もが気軽に試せるようになれば、結果として、XMDFコンテンツの幅がさらに広がる可能性が高まるし、これまで想定されなかった新しい使い方(例えば、新しいジャンルのXMDFコンテンツ)が生み出されることだってあるかもしれない。電子書籍の制作者にとっても、そして読者にとっても歓迎すべき出来事であることは間違いないだろ