雑感, はてブだから気をつけろ、言葉の刃に。ナイフは誰にだって使えるさ。ただ、その刃先の鋭さ故に自らの指を怪我したり、大怪我したり、死んだりする事だってある。そういう事なんだよ。「ばいいのに」メソッドは、その刃先を向けた相手を仕留めるのに有効だ、そう信じているのなら、今すぐその信仰を問い直したほうが良いだろう。ナイフの柄を握ったつもりで、ブレードを握っているかもしれないんだぜ。手を開いてごらんよ。刺したつもりが自分の流した血で手のひらがベトベトになっているかもしれないんだから。ネガティブな、デコラティブな言葉をナイフだと思うのは、愚かな事だ。にび色の刃が魅せる光は、心の闇の中を抉り出し、悪魔の囁きのようにそれを使う快楽を垣間見せてくれてはいるが。ナイフがそうであるように、言葉もまた、使う人を選ぶ。使っているつもりで使われている、自分の心の中が自分の使った言葉のナイフでズタズタになっている。