文科省も年間1千億円単位の予算で教育のICT化を推進 受験シーズンも佳境に入ってきましたが、最近はiPadなどのタブレットやパソコンといったICT(情報通信技術)を駆使した先進的な授業を取り入れた学校の人気が高いようです。文部科学省も年間1千億円単位の予算を投入して教育のICT化を推進し、2020年度を目途に全国の児童生徒に1人1台の情報端末を導入する計画です。 また、佐賀県武雄市のように、国に先駆けて独自の教育ICT政策を進めている自治体もあります。ICT機器を導入した教育現場からは、学習意欲の増加や知識・理解の定着、コミュニケーションの活発化、情報リテラシーの向上などの「成果」があったと報告されています。 表面的なデジタル化では何も変わらない しかし、教室をICTで装備することが目的化され、「教科書と鉛筆」を「タブレットとタッチペン」に、「黒板とチョーク」を「パワポとプロジェクター」に