中電CTIのように、エンタープライズアジャイルを実践する企業が急増している。もはや次の“主流”と言っても過言ではない。実践手法や関連するコミュニティー活動も世界中で相次いで登場。その代表的な四つの最新動向を紹介しよう。 エンタープライズアジャイルを実践する企業は急増している。東京海上日動あんしん生命保険、関西電力、楽天などだ。 メインフレームとオープン系を基に、生命保険の契約支援の基幹系システムをエンタープライズアジャイルで開発し、2013年10月に稼働させた東京海上日動あんしん生命保険。「動くシステムを早期に確認できる手法なしに、システム開発の成功はあり得なかった」と、同社契約企画管理部の佐藤良章担当課長は述懐する。 エンタープライズアジャイルをスムーズに進めるためにプラクティス(タスクやノウハウ)をまとめた開発手法も、2012年ごろから登場している。アジャイル開発に、要件定義や予算計画