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ブックマーク / jp.ign.com (11)

  • 『Cult of the Lamb』を遊んで考える「もはや“ローグライト”は再定義しなければならないのでは?」という疑問

    昨今のインディーゲームでは「ローグライト」というジャンルが流行っている。このジャンルの人気はかなりのもので、筆者がたまたま遊んでいた『Cult of the Lamb』もその作品に該当する。 『Cult of the Lamb』は、うんこを拾いまくり信者を生贄にしまくるカルト教団経営シムと、入るたびに構造が変わるダンジョンに挑むローグライト・アクションの要素を兼ね備えた作品だ。乱暴にいえば「きたないどうぶつの森」といった内容で、2022年8月18日にリリースされわずか数日で100万を突破した人気タイトルだ。 作はIGN JAPANのレビューで8点を記録しており、確かに楽しいゲームだ。しかし、遊んでいると「ローグライトってなんだ?」とばかり考え込んでしまう内容でもある。 そもそも「ローグライト」というジャンルは流行しているものの、かなり曖昧な言葉だ。定義がゆるいだけでなく、“同じジャンル

    『Cult of the Lamb』を遊んで考える「もはや“ローグライト”は再定義しなければならないのでは?」という疑問
    asonas
    asonas 2022/08/29
  • 『DEATH STRANDING』は他人との繋がりを積極的に求めないとゲームが破綻するかもしれない――ストーリーとソーシャル・ストランド・システムの間にある断絶を避けるために

    私がこのゲームを楽しめなかった理由はいくつかあるが、ストーリーに囚われた部分は非常に大きな問題だ。このことを記録するために、どうしてそうなったのかを記事という形で残しておこう。 荷物を運ぶことによって他人と繋がるゲーム 『DEATH STRANDING』は荷運びをするゲームである。ノーマン・リーダスが演じる主人公のサムは、崩壊しつつあるアメリカで各地に荷物を運ぶことで生計を立てている。そしてあるとき、アメリカ再建のために東から西へと北米大陸を横断することになる。 しかし、その道のりは容易ではない。道路は壊れているし、ときには山を登らねばならず、濡れながら川を進むこともあるだろう。あるいは荷物を奪おうとする配達依存症の連中にも出会うし、BTというオバケのような存在も出てくる。そうして苦労しつつ荷物を運ぶわけだが、「カイラル通信」というものを接続すると状況が一変する。 カイラル通信の接続を行う

    『DEATH STRANDING』は他人との繋がりを積極的に求めないとゲームが破綻するかもしれない――ストーリーとソーシャル・ストランド・システムの間にある断絶を避けるために
    asonas
    asonas 2019/11/17
  • 「つくづく思った、映画は勝てない」――押井守、『DEATH STRANDING』を語る

    およそ5分の動画のなかでビジュアルや世界という方向から切り出した押井は、ゲームという形式から考えると多くのゲームが根幹に据える戦闘をメインにしなかったことを「大きな賭けだったと思う」と表現。それを理由に『DEATH STRANDING』を小島の仕事のなかでもっとも質的、密度が高そうと形容した。また、「こういうものを作ってほしいけど、同時に長生きもしてほしい」と笑みをこぼす場面も。 著名な映画監督である一方で、ゲームファンとしても知られる押井守。その口からは「映画は勝てない」といった言葉も出ているが、詳細は動画で見てほしい。公開時には対応していなかった字幕も、現在は追加を行った。 『DEATH STRANDING』は、IGN JAPANのレビューで10点中9.5というスコアをマークしている。

    「つくづく思った、映画は勝てない」――押井守、『DEATH STRANDING』を語る
    asonas
    asonas 2019/11/16
  • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』冒頭映像0706版を徹底分析!エヴァはどう完結へ向かうのか?

    7月6日、アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の冒頭10分40秒の映像を上映するイベント「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』0706作戦」が世界各地で行われた。2020年公開予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は2007年の新劇場版『序』の公開から数えて14年目の完結作とうたわれており、現在も鋭意制作中の作品の冒頭部分の公開にファンは沸き立った。今回の記事ではレビューや評価というよりは、約10分の映像から順を追ってできる限りの情報を拾い、解析していきたい。固有名詞や設定は公式未発表のものが大多数なので、正式版と異なる可能性も大きいことをお断りしておく。映像については期間限定で公開されている「LINE LIVE」のイベント映像などを参照していただければありがたい。 まずは東宝に続いて東映、カラーのロゴ。今回『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の配給は東宝、東映、カラーの3社となった(『序』

    『シン・エヴァンゲリオン劇場版』冒頭映像0706版を徹底分析!エヴァはどう完結へ向かうのか?
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    asonas 2019/07/11
  • ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて

    東洋経済オンラインに「『スプラトゥーン』の中毒性が極端に高い理由」という記事が掲載されている。このような記事は相手にしないほうがいいと言われるかもしれないが、ゲーマーでない人からあらぬ誤解を受ける可能性がある。ゆえに誰かが一度きちんと否定する必要があると考え、この原稿を書くことにした。 その記事では、任天堂が展開しているNintendo Switch向け対戦アクションゲームスプラトゥーン2』が「家族の絆をも壊すゲーム設計を採用している」と書かれている。毎日遊ばせたくなるような仕掛けがあり、中には「ギア」というガチャのようなシステムがあって、それのせいでやめられないのだ……、と。しかし、これは明らかに間違っている。いや、間違っているだけならまだマシで、問題は“読者の不安を煽るような記事”にしかなっていないところだ。 ゲームを正確に捉えられていないゲーマーとしての失望 『スプラトゥーン2』(

    ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて
    asonas
    asonas 2019/02/05
  • 【SF史に残る(べき)ゲームたち】第1回:メタルギアシリーズ――現代SF最高の達成

    記念すべき第一回では、「メタルギア」シリーズを扱う。 「メタルギア」シリーズは、SFというジャンルにおいて、ゲームにおける表現が最も優れたものになってしまったという事態を決定的に示す作品である。ゲームというメディアの固有の性質が、SFの主題、展開、表現方法、映像、体験……などなどと複雑に絡み合って非常に高度な達成を行った記念碑的作品であり、ゲームという芸術の最高峰に位置する作品であると断言して構わない。 論が重視するのは、そのメディア自身の科学的・技術的な進歩と、形式と内容が相互関係を持つ類のSFゲームである。SFというジャンルが、ミステリやホラーなどの他のジャンルと決定的に違う部分はそこにある。日SF大賞を設立した小松左京や筒井康隆はそれを明確に意識していた。ここではそれを、「メディア技術との随伴性」と呼ぶことにする。 その観点からすれば、「メタルギア」は、日SFの、近年における最

    【SF史に残る(べき)ゲームたち】第1回:メタルギアシリーズ――現代SF最高の達成
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    asonas 2018/02/26
  • 小島秀夫監督、「DEATH STRANDING」のゲームプレイと設定を語る

    「基的にアクションでオープンワールド風で自由に動けますが、今あるものとは若干違うテイストです。そこをどう見せるかは悩みどころですけど」 The Game Awards 2017で「DEATH STRANDING」の最新トレーラーを公開した小島秀夫監督。その数時間後にIGNのインタビューに答えた監督は、いつも通り穏やかで饒舌だった。我々が監督にインタビューするのは今回が初めてではなく、ソニーとのパートナーシップやDECIMAエンジン、東京都の品川に設立した新スタジオについて話を聞いている。しかし、今回はいつもと何かが違った。今回のインタビューで我々は「DEATH STRANDING」のゲームプレイメカニクスや哲学、設定について実質的な情報を手にしたのだ。 「ゲームは約40年前、アーケードで始まりました。プレイヤーが死ぬとゲームオーバーです。Continueすると時間が戻り、死ぬ前に戻ります

    小島秀夫監督、「DEATH STRANDING」のゲームプレイと設定を語る
    asonas
    asonas 2017/12/14
  • データに紐づくタスク管理ツールで骨組みから作るオープンワールド「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のプロジェクト運営

    8月31日、パシフィコ横浜で開催されたCEDEC 2017にて「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のプロジェクト運営 ~試作から製品までシームレスに!~」と題された講演が行われた。タイトルの通り、今年3月に発売された「ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド」(以下「BotW」)の開発を任天堂のスタッフが振り返り、エンジニアとアーティストの立場からプロジェクトマネジメントの秘訣を説明したセッションであった。任天堂がこのような公開での発表を行うことが非常に稀であり、特に今回の発表では任天堂が社内で利用している内製タスク管理ツールが紹介されたのが貴重だ。すべてのスタッフが作品のクオリティにコミットするという任天堂らしい開発スタイルを大規模プロジェクトでいかに実現したか、そのあらましを説明しよう。 まずは登壇者の紹介が行われた。プログラマーの岡村祐一郎氏は「BotW」でシステムアーキテクトを担

    データに紐づくタスク管理ツールで骨組みから作るオープンワールド「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のプロジェクト運営
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    asonas 2017/09/02
  • 「ゼルダの伝説 BotW」にバグが少ない理由

    素晴らしいオープンワールドゲームならいくらでもある。「The Elder Scrolls V: Skyrim」、「ウィッチャー3 ワイルドハント」、「グランド・セフト・オートV」、「Fallout 4」など、巧妙に作り込まれた膨大なスケールのゲームは特に海外のタイトルが多いように思う。それらと比べても遜色のない国産タイトル「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(以下、BotW)だが、他のオープンワールドゲームより優れている点があるとすれば、バグの少なさなのではないだろうか。僕はハイラルの世界を150時間以上冒険しているが、バグらしいバグに遭遇したのは片手で数えられる程度の回数しかないのだ。 では、なぜBotWはこんなにもバグが少ないのか。「何年も入念に開発してきたからだ」とか「細かいところを丁寧に作り込む日人の職人魂が備わっているから」とか、そんな理由でも片付けられそうな気がするが

    「ゼルダの伝説 BotW」にバグが少ない理由
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    asonas 2017/09/02
  • 実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」に対する押井守監督のインタビュー

    SFの金字塔「攻殻機動隊」の実写映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」が来月公開される。公開を前に、IGNは1995年の「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を手掛けた押井守監督をインタビューする機会を得た。 「ゴースト・イン・ザ・シェル」の主人公をアジア人ではないスカーレット・ヨハンソンが演じることに関しては賛否両論があったが、押井監督はこの配役に全く問題を感じていないようだ。監督は、スカーレット・ヨハンソンの起用は「考えられる最良のキャスティング」だったと話している。 「彼女を起用することにどんな問題があるというんでしょう?」と押井監督はIGNのインタビューにメールで答えている。「少佐はサイボーグであり、彼女の身体は完全に仮想のものなのです。『草薙素子』という名前や今の身体は、生まれつきの名前や身体ではありません。なので、アジア人の女性が演じなければいけないという主張に根

    実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」に対する押井守監督のインタビュー
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    asonas 2017/03/23
  • 「METAL GEAR SURVIVE」発表!シリーズ最新作はなんとサバイバルアクション!?

    「Metal Gear」シリーズの最新作「Metal Gear Survive」が2017年にリリースされることが発表された。プラットフォームはPC、Xbox One、PlayStation 4となる。 作は「Metal Gear Solid V: The Phantom Pain」の世界設定とアクションを引き継いだ作品で、最大4人での協力プレイが可能。タイトルの通り、ステルスアクションに「サバイバル」の要素を取り入れているそうだ。 発表されたトレーラーからは「Metal Gear Solid V: Ground Zeroes」の直後の世界の中で、生き残った国境なき軍隊の兵士とゾンビのような敵との戦いが描かれている。また冒頭にはビッグ・ボスと見られるキャラクターが登場するが、過去の作品のキャラクターが編で登場するかどうかは不明である。いくつかの新しい武器の存在は確認できる。 コナミ・ヨ

    「METAL GEAR SURVIVE」発表!シリーズ最新作はなんとサバイバルアクション!?
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    asonas 2016/08/17
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