軍手にもいろいろあるが、数百度の熱に耐えられるものがあるのをご存じだろうか。川進(本社・和歌山県有田郡有田川町)の軍手「クラムボン」シリーズは何と300~1000度までの熱に耐えられるというのである。 実際にその軍手を着けて熱した鉄板を触ってみたが、ほとんど熱さを感じなかった。ちなみに鉄板の温度は202度だった。同社の関係者によれば、グラムボンは300度、スーパークラムボンは700度、ウルトラクラムボンは1000度の温度に耐えることができるそうだ。 「そもそもこの軍手は、溶接会社の人から、火傷をするのでなんとかいいグローブをつくってほしい、と言われたのがきっかけなんです。その開発は大変で、できるまで10年かかりました」と同社関係者は説明し、これから本格的に販売していくという。 素材はクラムボンがアラミド、スーパークラムボンがガラス繊維、ウルトラクラムボンがセラミックだが、その編み方や製造方