経済3団体トップのうち経団連の米倉弘昌会長(75)と日本商工会議所の岡村正会頭(74)の二人が体調不良で公の場に姿を表していない状況が続いている。いずれも過労が引き金になったとみられ、療養のため休んでいるという。 関係者によると、米倉氏は持病の腰痛に悩まされていたところに先週引いた風邪をこじらせた。「声が出ない」と訴え、住友化学会長として先週末に予定していた中国出張を取りやめ、18日午前に予定されていた自民党の安倍晋三総裁との意見交換さえ欠席した。 岡村氏も先月末にかつて患った急性腰痛(ぎっくり腰)が再発。快方には向かっているが、今月初めから19日まで休養生活を余儀なくされている。 国際化とともに財界人が会議や視察で海外を飛び回る機会は、ひと昔前とは比べものにならないほど増えている。代役がきかないケースも多く、無理を強いる体力勝負の仕事。それだけに「財界トップも若返りが必要なのでは」