ドイツの音楽家ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685−1750)の「本当の顔」を最新の法医学技術を利用して再現する作業が終了し、3月21日からドイツ・アイゼナハの博物館「バッハの家」で樹脂像が公開されることになった。博物館関係者が28日までに明らかにした。 遺骨をもとにした初の胸像が1894年に作られた後、この胸像をもとに1908年にライプチヒのトーマス教会前に全身像が完成、これがバッハの姿だと思われてきた。しかし、同博物館はこれらの像の顔が以前からあった肖像画に大きく影響されたとみて、所蔵するバッハの頭蓋(ずがい)骨の複製から科学的に頭部を再現することにした。 エジプトのラムセス2世の顔を復元したことで知られる英ダンディー大学の学者らが犯罪捜査に使われる法医学の手法を駆使して完成させた。だが、「本物」の顔も肖像画や像と似ているようにも見える。 3月21日はバッハの誕生日で、今年は全身像完
音楽プロデューサーの川口義晴氏に聞く第2回。今回は、フランス文学を志していた川口氏がどのような経過でクラシックのレコードを作る仕事に就くようになったのかを聞くと同時に、プロデューサーとして何をしたかったのかを語ってもらった。 やはり川口氏のメインテーマは「現代音楽」だが、最初の仕事は今や世界屈指の名ピアニスト、マリア・ジョアオ・ピリスとの録音で、それは意外なきっかけでスタートしたという。 川口: 音楽は我流ですね。ピアノを弾くのも、和声の勉強も直接先生につくことはなく、自分で本を読んでやりました。 ―― 大学時代に音楽活動は? 最初はオラトリオソサエティ合唱団に入部しましたが、あまりにもキリスト教臭いんで半年でやめたんです。それに音楽はそのくらいにして、自分はフランス文学をやるというテーマがありましたから、フランス文学の方の勉強が中心でした。 ―― 仏文で大学院にも進まれています。つまり川
礼節を知り、なお究めたい美食 「ベッドと食卓に礼儀は不要」というのがイタリア人の鉄則。快楽の肯定にかけて他民族の追随を許さぬ彼らは、ひとたび食事を始めて食の快楽に身を委ねれば、手づかみだろうと汁をはね散らかそうと、お構いなし。まるで「食べるために生きている」と言わんばかりの健啖(けんたん)ぶりを見せる。ベッドの中でもまたしかり、かどうかは定かでないけれど、たぶんそうなのだろう。 古来「衣食足りて礼節を知る」と言うけれど、礼節を知ってなお、究めてみたいのが美食ではなかろうか。その昔、皇帝や王侯貴族の特権だった美食も、現在は私たちの手の届くところにあるからなおさらだ。その基礎を形作ったのが、19世紀初頭のフランスに巻き起こったグルメブームだった。火つけ役はブリア=サヴァランの著した『美味礼賛』(原題:『味覚の生理学』)。1826年にパリで初版が出版され、今日まで脈々と読み継がれているこの本に書
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン クラシック音楽シーンを激変させた民間放送局「クラシックFM」 イギリスで1992年に誕生し、たちまち大ブレイクして欧州クラシック・メディアの最大勢力の一つにまで急成長した民間放送局「クラシックFM」をご存知だろうか?「クラシックFM」の公式サイトによれば、現在は全英で約620万人のリスナーがいて、そのうち40万人は子どもたち、という浸透度を誇っている。これはBBC(英国放送協会、1927年設立)の音楽専門放送Radio3をはるかに超え、イギリスの民放ラジオ局全体としても最大規模である。 現在、「クラシックFM」ではFM放送以外に24時間ノン・ストップのデジタル衛星テレビやケーブルテレビ、デジタルラジオを展開し、ストリーミング放送やポッドキャス
当サイトの情報の無断転載はお断りします。 当サイトはリンク・フリーですが、リンクの際は ご一報いただけると幸いです。 株式会社フォンタナ・フィルハーモニー交響楽団 Copyright©Fontana Philharmonic Orchestra フォンタナ・フィルハーモニー交響楽団のホームページへようこそ。 フォンタナ・フィルハーモニー交響楽団は、クラシックのすばらしさをもっと多くの人に伝えるために誕生しました。 クラシックはあまり聴かないなぁ・・・と思っていても実は多くのクラシック音楽が日常の中で流れています。 演奏家の皆さんにも演奏の機会を。演奏家と観客が一体になって作り上げる音楽を目指しています。 奏者だけでなく音楽が好きな方ならどんな形でも参加できる‘ORCHESTRA COMPANY’です。 クラシック音楽を身近に!豊かな文化をお届けします。フォンタナ・フィルをよろ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン お客様は神様? いや、違う。お客も時に間違う。 では、間違っている時に、どうそのことを伝えればいいのか。 そんなことを考えさせられた“事件”が最近起こった。 怒って退場、代役はジーパン姿で急きょ登場 世界の頂点に君臨するオペラハウスのひとつであるミラノ・スカラ座で、ヴェルディ作曲「アイーダ」の公演中に出演していたテノールのロベルト・アラーニャが、観客のブーイングに耐えかねて、こともあろうに演奏の途中で舞台を放棄し退場した。 退場したアラーニャは、3大テノールと評されたルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの後継者と目されている実力を兼ね備えた人気テノールだけに社会的な話題となり、このニュースはBBC、CNN、ニューヨ
TBSラジオ&コミュニケーションズ(TBSラジオ)は11月29日、デジタルラジオ実用化試験放送において、クラシックを中心とする専門局「OTTAVA」(オッターヴァ)を2007年4月より開局すると発表した。 放送開始予定日は4月1日で、チャンネル番号は同社がこれまでの試験放送でも利用してきた92。視聴エリア外のリスナーにも配慮し、同時にインターネットを利用したストリーミング配信も開始する。 デジタルラジオでは簡易動画などのサービスも一部では行われるが、OTTAVAは基本的には音声のみで放送を行う。ただ、圧縮コーデックなどの進歩によって、「既存のFM放送よりも高音質な放送を楽しんでもらえる」(同社)という。 選曲はクラシックが中心となるが、クラシックマニア向けの専門局ではなく、「クラシック音楽をシンボルとしたライフスタイルステーション」を標榜。サビや楽章単位で楽曲を流すほか、ポップシーンにも登
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