今年廃止された経団連ルールの中で、就職活動等が学生の本分である学業の妨げにならないよう、採用活動等の時期が定められていた。したがって、企業はこのルールを尊重し、平日のインターンシップ開催を自粛し、学生が参加しやすい夏期休暇や冬期・春期休暇期間での開催に集中していたが、最近はこれが崩れてきている。 10月も4割以上の学生が参加したのに続き、11月にいたっては参加予定だと回答した学生が文系では6割を超える。街中からリクルートスーツ姿の学生が消えないわけである。 早期参加者への囲い込みが続く 最後に、参加した学生へ企業からどんなアプローチがあるのか見てみよう。最も多いのは、次のインターンシップの案内の70%、次いで特別セミナーの案内が40%、(プレ)エントリー受付の開始案内が33%、早期選考会の案内が31%などとなっている。 2020卒の就活生を対象に実施した3月時点での調査では、早期選考会の案