米Intelは9月25日(太平洋時間)、同社のOptane Technologyやこれを利用したストレージ製品、および3D NAND SSDに関するロードマップを明らかにした。 Optaneの製造拠点をメキシコに設置 まず最初の発表は、Optane Technologyの製造拠点を米メキシコ州のRio Ranchoに設けた事だ(Photo01)。Rio Ranchoの拠点名はFab 11Xで、ここは元々300mmウェハを使った45/32nm世代の製品製造を行っていた。当初のスケジュールでは2020~2021年にかけてこれが22nm/14nmに転換される予定だったが、2019年1月に方針が変わり、Optane製品の製造拠点に切り替わる事になっていた。 Photo01:Google MapのBirds Eyeで見ると間違いなくFab 11Xである。ちなみにここには「Intel Museum-C
レポート Intel、UPIとPCIe Gen4に対応したFPGA「Stratix 10」の出荷を開始 Intelは9月19日(米国時間)、「Stratix 10 DX FPGA」の出荷を発表した(Photo01)が、それに併せて説明会を電話会議の形で開催したので、その模様をお届けする。 Photo01:Intel提供の製品写真。ちなみに後ろの男性は発表者のDorsey氏ご本人。(2019年9月24日追記:記事掲載当初「ちなみに後ろの男性は発表者のDorsey氏とは無関係」と書いたところ、Dorsey氏ご本人であるということが確認されましたので、当該箇所を修正させていただきました。関係者ならびに読者の皆様にご迷惑おかけしましたことを深くお詫び申し上げます) ちなみに説明を行ったのは2019年4月に開催された日本でのAgilex FPGAの説明会の際に来日したPatrick Dorsey氏で
Spring Crestは16bitのBFLOAT16で乗算を行い、積項の和は32bitのFP32で計算している。次の表は、いろいろな数値表現の得失を纏めたものである。チップ面積や消費電力の点ではbit数が少ないほうが効率が良いが、精度が低いので収束性が悪い。その中で、BFLOAT16で乗算しFP32で加算を行うSpring Crestの方式は、最高の精度を維持しつつ電力効率が高く、学習時間を短くできる選択であるという。 FP32は精度が高く、表現できる数の範囲も広いがチップ面積や電力効率は良くない。一方、FP16は面積や電力効率は良いが計算の収束性では中程度の評価である。BFLOAT16は面積や電力効率が良く、収束性も良い。Spring Crestでは、積の計算にはBFLOAT16、その和の計算にはFP32を使用し、最高の精度で、効率の高い計算ができる 行列積の計算はBFLOAT16で行
IntelのSpring Crest 「Spring Crest」はIntelが買収したNervana社が開発していたマシンラーニングのトレーニング用チップを製品化したものである。 マシンラーニングの学習用のSpring Crestを発表するIntelのAndrew Yang氏 ディープラーニングモデルの学習は計算量が多く時間が掛る。実世界では学習にかかる時間と電力効率が重要となる。そして、使われるモデルの大きさと学習に使われるデータセットの大きさは3.5カ月ごとに倍増しているという。 ディープラーニングでは行列積の計算と畳み込みの計算が大部分を占める。ディープラーニングのアクセラレータでは、消費電力、計算性能、メモリと通信、スケールアウトの能力が主要な評価項目となる。 ディープラーニングでは行列積と畳み込みが主要な計算である。ディープラーニングのアクセラレータの評価では、消費電力、計算性
米インテル(Intel)は、同社の10nmプロセスで製造するFPGA「Agilex」のサンプル出荷を開始した(日本語ニュースリリース)。Agilexは今年(2019年)4月に発表された、10nm世代FPGAの新ブランドである(関連記事)。 従来同社が販売してきた「Stratix」や「Arria」などのブランドのFPGAは、旧・米Altera買収前に製品仕様が決まっていたものであり、その意味でAgilexはAltera買収後にIntelとして初めて企画した製品になる。Agilexは10nmプロセスで製造するFPGA本体(FPGAファブリック)のダイと、高速インターフェースのダイなど異なるプロセスで作るさまざまなダイをSiP(System in Package)の形で1パッケージにまとめる。 Intelは4月の発表時に「2019年第3四半期中にエンジニアリングサンプルの出荷を開始」と述べており
Stratix 10 SX搭載のFPGAカード、HPEがサーバに搭載:コンピューティング集約型用途に Intelの日本法人であるインテルは2019年8月26日、都内で記者説明会を開催し、IntelのFPGAアクセラレーションカード「Intel FPGA PAC(Programmable Acceleration Card) D5005(以下、D5005)」が、HPE(Hewlett Packard Enterprise)のサーバに搭載可能になったと発表した。 「Stratix 10 SX」を搭載したアクセラレーションカード Intelの日本法人であるインテルは2019年8月26日、都内で記者説明会を開催し、IntelのFPGAアクセラレーションカード「Intel FPGA PAC(Programmable Acceleration Card) D5005(以下、D5005)」が、HPE(H
AMDとIntelの市場シェアが逆転 記録的な暑さの毎日が続く今年の夏であるが、先ごろ衝撃のニュースが流れた。調査会社兼業界誌BCNが「AMDがCPUでインテルを大逆転、シェア6割乗せ」とAMDのDIY市場での大健闘を伝えたのである。 記事によると主要家電量販店、ECショップのPOSデータ集計の結果、CPU単体の売り上げでAMDが60%のシェアを獲得しIntelを凌いだという。理由としては昨年から続くIntel製CPUの品不足に加えて、AMDの新製品Ryzenシリーズの市場受けが良いことを挙げている。今年の夏のDIY市場でのAMD人気は熱い。 CPUメーカー別の2019年1~7月におけるDIY市場の月間販売数・金額シェア推移(%) (BCNの調査データをもとに編集部作成) ただしこの記事では双方のCPUを組み込んだパソコンの市場ではIntelは依然として85%の圧倒的なシェアを持っていると
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