■創造力や団結力に「抜群の効果」 バルト3国の一つ、エストニアの“子供たちへの映像教育”を知る講演会が開かれた。大阪市内で開催中の「第15回大阪ヨーロッパ映画祭」(5日まで)の一環として行われたもので、同国の子供アニメーション制作スタジオのスタッフが来日。アニメ制作という、時間のかかる物づくりを共にすることを通して、子供の心を育てる取り組みを紹介した。(服部素子) ≪疎外されがちな人と≫ エストニアは、1991年に旧ソ連から分離独立した共和国。バルト海に面し、フィンランドやスウェーデンなど北欧文化の影響が強い。同国には、50年以上の歴史をもつアニメスタジオが2つあり、子供への熱心な映像教育が行われているという。 来日したのはその一つ、人形を使ったパペットアニメーションで知られる「ヌクフィルミ・ラステストゥーディオ」のカトリン・クシークさんと、ソンドラ・ランプマンさん。 非営利団体である同ス