ブックマーク / machizo3000.blogspot.com (6)

  • 今週のTOP5 | 長谷川町蔵の文章

    2014/01/27 今週のTOP5 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。 試写で鑑賞。札束、コカイン、乳&尻が飛び交う『カジノ』以来の”熱い”スコセッシ映画。『ボードウォーク・エンパイア』でも組んだ脚家テレンス・ウィンターがスコ爺を回春させた。そして我らがジョナ・ヒルが”あの頃”のジョー・ペシくらい素晴らしい! ザ・タイガース 2013 LIVE in 東京ドーム BSで鑑賞。サポートメンバーなしってのがスゴい。プレイヤーとしてはやはり岸部一徳のベースがいい。 前半は「サティスファクション」や「アンダー・マイ・サム」といったストーンズ・ナンバーをはじめとするカバーで、後半はすぎやまこういち作曲のヒットチューン。ネット右翼のカリスマとなったこういちと護憲派の星ジュリー。かけ離れた思想の二人による、時を超えた邂逅。 それにしても岸部シローの「イエスタデイ」の何と心に染み入ることよ・

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    atoz 2014/01/27
    「東映は『オンリー・ゴッド』をリメイクしてVシネマ『新宿ドス処刑人』シリーズを作るべきだ。毎回、冴えないオッサンがイケメンをボッコボッコにして、ラストは必ずカラオケを熱唱!」
  • 長谷川町蔵の文章: Twitter時代の文学と映画

    2009年8月30日 Twitter時代の文学と映画 昨年のハリウッド映画界最大の失敗作は、『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが11年ぶりに共演し、サム・メンデスがメガホンを取った『レボリューショナリー・ロード  燃え尽きるまで 』 だろう。国だけで六百億円以上の興行収入をあげた『タイタニック』に対して二十億円しか稼がなかったのだから壊滅的大コケである。メンデスの作品としてはオスカーを総なめした『アメリカン・ビューティー』より出来が良いくらいなのだが、ストーリーを考えると公開時期があまりに悪すぎた。というのも、アメリカの黄金時代である50年代に生きる作の主人公たちは安定した仕事や郊外の瀟洒な家に恵まれながら、「ボヘミアンな暮らし」に憧れ自滅していくのだから。大不況の煽りで望まずにボヘミアンと化しつつあるアメリカ人から一斉にソッポを向けられたのも仕方ない。

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    atoz 2009/09/06
    「メンデスの作品としてはオスカーを総なめした『アメリカン・ビューティー』より出来が良いくらいなのだが、ストーリーを考えると公開時期があまりに悪すぎた。」
  • 長谷川町蔵の文章: 毒々しいノスタルジア

    2009年8月20日 毒々しいノスタルジア 「貴方たちの未来を変えるために、大統領選挙ではどうかケネディへの投票をお願いします。」そんな内容を流暢なスペイン語で呼びかけるジャクリーン・ケネディの姿が、会議室のスクリーンに上映されている。しかし、それを眺める7:3分けの男たちの反応は冷淡だ。「スペイン語を喋る連中に呼びかけたって何票取れるっていうんだ?」「大体ジャクリーンは女に嫌われている。誰がアイツをファーストレディにする? 女っていうのは同性のインテリが嫌いなんだよ!」マイノリティの中で最も人数が多いラテン系を過小評価し、全米の女性の憧れであるジャッキーをこき下ろす。信じられない反応である。でも1960年の時点ではアメリカの常識はこうだったのだ。 『ソプラノズ 哀愁のマフィア』を大成功させたスタッフたちが2007年にスタートさせたテレビドラマ『マッドメン』は、1960年のアメリカの広告代

    atoz
    atoz 2009/08/21
    『マッドメン』について。面白そう。
  • 長谷川町蔵の文章: ジョン・ヒューズは決して死なない

    2009年8月8日 ジョン・ヒューズは決して死なない 「アメリカ学園映画?『ビバヒル』とか『超能力学園Z』みたいなやつ?」そんな奴はまさかもういないとは思うけど、もし君がそうだったら、可能な限り早く以下の映画を見て欲しい。『すてきな片想い』『ブレックファスト・クラブ』『ときめきサイエンス 』『プリティ・イン・ピンク』『フェリスはある朝突然に』そして『恋しくて』。これだけでいい。全てがここに詰まっているから。ジョン・ヒューズは脚家/監督/プロデューサーとして80年代にこれらの傑作群をわずか4年の間に発表した映画作家だ。 コピーライターから、パロディ雑誌「ナショナルランプーン」のスタッフライターを経て、同社製作の『ナショナル・ランプーン/パニック同窓会』の脚家としてハリウッドデビューしたヒューズは、ティーン向けコメディに転じ、1984年に『すてきな片想い』で監督デビューした。ストーリーは主

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    atoz 2009/08/09
    「ティーンの曖昧模糊とした気持ちをこんな具体的な台詞で表現できる映画作家なんてヒューズしかいない。そしてこれからもいないだろう。だからジョン・ヒューズは決して死なないのだ。」
  • 長谷川町蔵の文章: Don't stop believing

    2008年6月14日 Don't stop believing フィリピンの首都マニラ。アーネル・ピネダは41歳を迎えていた。13歳のときに母に死なれ、孤児となった彼は公園で寝泊まりしながら、スクラップやビンを集めてその日暮らしをしていた。やがて彼はそこで知り合った友人と歌い始め、ナイトクラブで演奏するように。トップ40のヒット曲をかたっぱしからカバーして歌いまくった。お気に入りはレッド・ツェッペリンやディープ・パープル、そしてジャーニー。一時期は香港でも演奏するなど仕事は順風満帆だったが、そこで覚えたドラッグによって喉を痛めて27歳で一旦引退状態に。だが歌をあきらめきれない彼は、マニラに戻ってロックバンド「ズー」を結成、地道に歌い続けていた。「俺はもう若くない。でも歌えるうちは歌い続けよう。」 一方、ロサンゼルス。ジャーニーのギタリスト、ニール・ショーンは追いつめられていた。懐メロツアー

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    atoz 2008/06/15
    しかしこの裏側では、解雇されたジェフ・スコット・ソートが泣いているんですよおお。
  • 長谷川町蔵の文章: Gone Baby Gone

    2008年6月9日 Gone Baby Gone 映画評論界、そこは世間と隔離された奇妙な価値観が支配する世界である。その価値観を推進する組織を、愛してやまない『アンダーカバー・ブラザー』に登場する悪の組織にちなんで”ザ・マン”と仮に呼ぼう。部をフランスに置くザ・マンの活動は多岐にわたる。その最たるものはザ・マンお気に入りの監督たちの作品評価を揺るがしかねない傑作を貶したり無視することである。 たとえばスパイク・リーの『25時』。”幼馴染三人の再会””犯罪””背後に横たわる911の喪失感”というテーマがことごとくクリント・イーストウッドの『ミスティック・リバー』と被っていたため、”ザ・マン”構成員がこの傑作を褒めることはまずない。御大の立場が無くなるからだ。先日勃発したリーVSイーストウッドのビーフもそれがきっかけだったんでは?と思ってしまう。 そしてここにまたザ・マンが目の仇にしそうな

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    atoz 2008/06/10
    「ザ・マンの仕業かもしれない。ベン公ごときに御大より遥かに良い映画を撮られると秩序が乱れることこの上ないだろうから。」
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