なぜ農業に関わりのなかった両者が手を取り、こんな優秀な農業ロボを開発できたのか、甚だ疑問である。 ベアリング部品などを取り扱う西の雄、中西金属工業の「何か新たなことに挑戦したい」という思いに、東の雄KMD(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)が“農業”というキーワードを示し、共同開発がスタート。それから4年かけて実現したのが、「農家の相棒ロボット」をコンセプトに開発された動く台車と、アプリケーションを用いたサービス「agbee」だ。 agbeeが出来ること 「動く台車」として、あなたの後ろを追従する。荷台の上げ下げも簡単で、収穫した作物を押して歩く手間が省ける優れもの。 しかし、それだけではない。 農家の来年を一緒に考えるロボットは、運搬、計測、記録 様々な顔を持つ。 身体的負荷の軽減 「農作業での身体的負荷を軽減し、家族や友人との時間を増やして欲しい」 そんな思いから、重労働を少し