「野菜が売っているスーパー」という言い方は、おかしいのでしょうか。 「誰々が 何々を 売る」というのが基本的な形ですから、「野菜を売っているスーパー」あるいは「野菜が売られているスーパー」というのが本来の言い方です。最近「野菜が売っているスーパー」という言い方を耳にすることが増えていますが、正しくないと感じる人も多く、放送で用いるのには不向きでしょう。このように「が」か「を」かを迷う例として、「そこで卓球の試合がやっている」(本来は「試合をやっている」)などの言い方もあります。 「売る」「やる」は、「他動詞」と呼ばれるものです。文になるときには次のような形を取ります。 [人・集団]が[物・商品]を売る [人・集団]が[あること]をやる ここから考えると、「野菜が売っている」という文は、「野菜さんが何かを売っている」という絵本の中の世界のような解釈になってしまいます。 ただし最近では、「野菜
なぜ食べ物を備えるのか 首都直下型地震(東京・埼玉・千葉・神奈川)では、460万人が避難生活を送るといいます。また、静岡県の駿河湾から九州にかけての沿岸部約700kmに及ぶ南海トラフ巨大地震では、10県151市町村に被害が広がると想定されています。地震、津波にとどまらず、火山の噴火、事故など大規模災害はいつ起こるか予想が立ちません。こうした異常事態が起こったとき、これまで「普通」であった食事環境は一変します。ガス・水道・電気がストップして台所で料理ができません。食品生産や流通がストップし、食べ物や飲料水が不足します。なじみの外食店、総菜店、食料品店が閉まります。では、どうすればよいのでしょうか。 異常事態が起こった不自由なときに食べる食べ物を「災害食・非常食」と呼んでいます。そのときのために、あらかじめ手元にためて(食べ物の預金)、備蓄しておくことが必要です。自分のものは自分で用意しておく
今年12月、世紀の大彗星がやってくる。昨年発見された「アイソン彗星」だ。 この彗星は、太陽の近くを周回する普通の彗星に比べ格段に明るく巨大な尾を出現させる。 というのも、誕生以来初めて太陽に近づくフレッシュな彗星で、 しかも太陽のギリギリまで接近するため、膨大なガスを吹き出すので、巨大彗星になるという。 折りしもその時、日本の若田光一飛行士が国際宇宙ステーションに滞在している。 この好機を捉えるため、JAXA宇宙航空研究開発機構とNHKは協力して、 史上初めて超高感度4Kカメラ(ハイビジョンの4倍の画素数を持つカメラ)を、 はるか上空400kmに浮かぶ国際宇宙ステーションへ打ち上げた。 これにより、大気圏外という「彗星観測の特等席」からの巨大彗星の撮影が世界で初めて実現する。
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鳥の名前の少年 あるいは、ある小惑星探査機の冒険(再) 小惑星探査機「はやぶさ」の大冒険をファンタジックに描く 【NHK FM】 2013年5月4日(土) 午後10時10分~午後11時10分(全1回) 【出演者】 石田ひかり 野波麻帆 宮本信子 【スタッフ】 演出:小見山佳典 技術:伊藤寿 音響効果:三谷直樹 【あらすじ】 「少年」の声が聞こえる。 日本には古来より、万物に魂が宿るという考え方がある。動物や植物はもちろん山や川、動かない一つの石くれ、あるいは人の手によって作られた人工の品にさえ、魂が宿ることがあると考えられる。もしも、たくさんの研究者の創意と工夫と情熱が注がれた探索機に一つの魂が宿っていたとしたら・・・。もしも、たくさんの人々の宇宙への夢を託されたその無機物の体に一つの精神が宿ることがあったなら・・・。その"幼い魂"は、7年あまりに及ぶ長旅の中、暗く冷たい宇宙で一人、何を思
東京港区にあるフィンランド大使館で迎えてくれたフィンたんは、大使館のツイッターからうまれたキャラクター。 フィンランド語と日本語が堪能な6歳の男の子という設定でライオンの着ぐるみを着ている。これはフィンランドの国の紋章に描かれたライオンにちなんでいる。 日本から遠く離れたフィンランド。フィンたんは、その暮らしや自然をツイートでグッと身近に引き寄せる。ある時はツイートで、フィンランド名物の「ベリー」や「サウナ」といった言葉をちりばめながらつぶやいた。さらに簡単なフィンランド語をひらがなで紹介。観光をアピールしたツイートのなかには、オーロラの雄大な風景が話題を呼び、人気を示すリツイートは、1700回以上に上った。フィンたんのツイートは若者たちの反響を呼び、フォロワーは9万人に届く勢いです。 フィンランドのグスタフソン大使は、独自のデジタル外交の成果に胸を張る。グスタフソン大使は「私たちの大使館
最新・難解な天文学の成果を誰にでも判るように伝えてくれる人は、渡部教授をおいて他にはいない。流星や彗星など太陽系天体の研究の傍ら、国立天文台の副台長も兼任され、テレビ、講演、執筆などで大活躍中。 東京大学大学院、東京大学東京天文台を経て、1990年代のハワイ大学滞在中は、すばる望遠鏡建設推進の一翼を担い、2000年代には国際天文学連合の惑星定義委員として準惑星という新しいカテゴリーを誕生させ、冥王星をその座に据えた。活躍の場はワールドワイドだ。現在、自然科学研究機構国立天文台天文情報センター教授・副台長、総合研究大学院大学教授。理学博士。 1960年福島県生まれ。宮沢賢治に魅かれ、賢治の文学に現れる宇宙・天文について関心をもって調べてきた。当サイトでのコラム執筆には、賢治が星々をどのように表現して、どんな思いを込めたかについて、時代や風土も踏まえて見つめ直し、日本文藝家協会会員としての
今、アニメやゲームに続く第三のコンテンツとして、日本の“アイドル”が海外で受け入れられ始めている。中でも今年、最も積極的に世界進出を試みたのが、秋葉原発のアイドル、AKB48だ。今回、その舞台裏を密着取材することが許された。 それは単なるアイドルの世界挑戦物語ではない。日本のビジネス界が目指しているのは、アイドルグループという「フォーマット」を世界に売り込むことだ。つまり、AKB48のアイデアやスタイルの権利を販売することで、ニューヨーク48やパリ48といったフランチャイズ・アイドルを世界に誕生させようとしているのだ。フォーマット化することで、模倣によって似たアイドルが登場するのを防ぎ、より高い収益をあげることができるという。 プロジェクトを指揮するのは、AKB48をプロデュースする秋元康氏。勝負の舞台となったのは、カンヌで開かれた世界最大のコンテンツ見本市だ。そこにAKB48を出演さ
放送日:10月11日(土)24:00〜 教育 再放送:10月16日(木) 3:10〜 BS2 再放送:10月17日(金)19:00〜 教育 宇宙開発が今大きな転換期を迎えている。これまで主流だった大型の衛星にかわって、重さ500�s未満という小型の衛星の開発が急速に進んでいるのだ。開発期間が短縮され、コストも大幅にダウン。東京大学の中須賀真一教授の研究室では、1辺10cm、重さ1kgという小型衛星を開発し、打ち上げた。学生たちが大半の部品を市販のものにするなどして手作りした衛星は、カメラで地球の表面をとらえ、日々観測を行っている。 小型衛星のメリットは、細かな目的に応じてオーダーメードできることだ。鹿児島大学理学部の西尾正則教授は、独自に開発した小型衛星で地元で発生する集中豪雨の予測に活かしたいと考えている。打ち上げ費用に影響を与える衛星の重量を減らそうと、地元企業の技術力を結集
人類が宇宙に飛び出して、およそ50年。 かつて宇宙は、“特別な人間”だけが行くことのできる“特別な場所”。 でも最近、そんな宇宙への距離がグッと近くに! 日本人宇宙飛行士が2人そろって、宇宙ステーションに滞在! 記憶に新しい『小惑星探査機“はやぶさ”』の大活躍! 宇宙に思いをはせる機会が、ずいぶん増えたと思いませんか? そう!普通の人が宇宙に行ける。そんな時代が間もなくやってくる!
DVD発売のお知らせ 9月26日と10月31日に世界ふれあい街歩きのDVDが発売されます。 詳しくはDVD発売のお知らせのページをご覧ください。 4月からBShiと総合テレビの放送時間が変更になりました。 〔BShi〕 木曜日午後10時〜10時44分 翌週金曜日午前8時15分〜8時59分再放送 〔総合〕 日曜日午後11:35〜0:19 放送(近畿・東海・北陸地方をのぞく) 近畿地方の詳しい放送予定はこちらへ。 東海・北陸地方の詳しい放送予定はこちらへ。
<< 前の記事 | トップページ | 2010年07月23日 (金)「はやぶさ」放送延期のお知らせ 「追跡!A to Z」番組デスクの山本です。 みなさまに放送予定の変更のお知らせです。 一昨日、このブログで「はやぶさ」を7月31日に放送します、とお伝えいたしました。 しかし、急遽この日に別のテーマで放送をすることが決まり、「はやぶさ」については8月28日に日を改めて放送を行うことになりました。「はやぶさ」の放送を楽しみにしていた皆さま、投票欄にリクエストをいただいた皆さまには、急な変更で大変申し訳ありません。 制作スタッフは、内容にさらに磨きをかけ、期待に応える番組にするように取材を進めています。みなさまのご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
<< 前の記事 | トップページ | 2010年07月21日 (水)【特報】"はやぶさ"放送決定!! こんにちは。番組デスクの山本です。番組のお知らせです。 60億キロに及ぶ壮絶な宇宙旅行の末、先月、大気圏突入で流れ星となった小惑星探査機「はやぶさ」。7年間に及んだ航海で次々と発生したトラブルを、技術者たちはどう乗り越えていったのか。その壮絶なドラマを、NHKの取材班は追い続けてきました。 その一部は、6月に「クローズアップ現代」で放送しましたが、「追跡!」でぜひ続編を放送して欲しい、という番組宛の投票を数多くいただきました。そこで、「はやぶさ完結編」として、より詳細な映像や最新の情報を盛り込んだ特集を「追跡!A to Z」で放送することが決まりました! 放送は、7月31日(土曜日)夜10時からの予定です。 「はやぶさ」が"命がけ"で持ち帰ったカプセルに、果たして小惑星の片鱗は残されてい
活躍する日本人宇宙飛行士や金星探査機の打ち上げ。華やかなニュースを支える縁の下の力持ちが、ロケット組立作業員です。 名古屋港にあるロケット工場。約40人の技術者が、組み立て作業を行っています。入社3年目の加藤航希さん(23歳)は、もともと航空整備士に憧れて専門学校まで進みましたが、故郷の愛知県でロケットがつくられていることを知り、この会社を選びました。 仕事で大切なのは、設計図や指示書に忠実に組み立てること。エンジンや燃料タンクなどの大物の結合もあれば、コンピュータの配線を1本ずつ確認しながらつなぐ場合もあります。作業後は、すべて専門の技術者がチェック。失敗は許されません。 6月、加藤さんはロケットの頭脳と言われる制御装置のコネクタをつなぐ大役を任されました。1本でも不備があれば、打ち上げは失敗です。果たして、うまくできるのでしょうか?宇宙というとてつもなく大きな世界に想いをはせる、
JAXA 宇宙航空研究開発機構、宇宙科学研究所および月惑星プログラムグループの川口淳一郎です。 はやぶさのプロジェクトマネージャをしています。 プロジェクトの代表です。 このたびは,NHK青森放送局に、「はやぶさ」のページを立ち上げていただけるということで、 大変光栄に思います。 アポロ計画に興味をそそられて育ちました。 私は、弘前高校を卒業するまでを故郷弘前で過ごしました。 亡き父が、自身の関心もあって理科的な興味を植えつけようとしたのでしょう。 小さいころから絵を交えた子供向けの理科に関係した本をよく読んでいました。 ご多分にもれず、私もラジオの製作とか電子・電気工作とか、手製の望遠鏡をつくったりとか、 そんな方向に関心をもったのですが、それも父の影響だと思います。 中でも宇宙開発は、折しもまさに、アポロ計画にむけてアメリカを中心に日々に新たな宇宙船があがる時期であったこともあり、
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