米マイクロソフト(MS)は17日、全世界の従業員の約14%にあたる最大1万8千人を来年6月までに解雇すると発表した。MSは4月にフィンランドのノキアから携帯電話部門を約7千億円で買収しており、解雇対象の約7割にあたる約1万2500人はノキア出身者だという。 MSの6月時点の従業員数は、ノキア出身の約2万5千人を含め約12万7千人。従来型の携帯電話で最大手だったノキアはスマートフォンへの移行が遅れて事業を売却していた。MSは、今後、退職金などの費用を計11億~16億ドル(約1100億~1600億円)計上する。 MSは同時に、意思決定を速くするための組織再編をする考えも発表した。(サンフランシスコ=宮地ゆう)