■「いそぐ」「ゆっくり」レーン利用調査 今年度から岡山市内の国道で自転車レーンを整備している岡山国道事務所(岡山市)は、レーンを示す新たな標識デザインを決めるための実態調査を19日から行う。青赤の2色表示で、自転車レーンと歩道の2方向に運転者を分岐誘導させる形を検討中で、実現すれば全国でも珍しい標識だという。 調査は同市中心部のJR岡山駅前の市役所筋や西川緑道、桃太郎スタジアム前など、すでに自転車レーンがある5カ所で21日まで行う。標識の右には青字に白い文字で「いそぐ自転車」と書かれ車道の自転車レーンに誘導、左には赤字に白く「ゆっくり自転車」と書き、従来通り歩道へも分岐誘導する。 他都市で自転車レーンを新設する場合、歩道への自転車乗り入れは禁止するのが一般的。必然的にレーンのみへの誘導になり、2方向誘導という形にはならない。だが、同事務所と岡山市、県警などが協議して生み出した「岡山スタイル