街中で見かけるクルマ、「あれは○○だな~」と思ってよく見たら全然違うメーカーのエンブレムが付いていて「?」なんて経験がある方はいませんか。パクリ? それとも変わったカスタム? いえ、それはたぶん「OEM車」です。 スズキ・ランディは日産セレナのOEM車 OEM(相手先ブランドによる生産)車とは、A社が開発・製造したクルマを別の自動車メーカーB社に卸し、B社のクルマとして販売するという仕組みで生まれます。 エンブレムや見比べると分かるくらいの外装の一部が違うくらいのそっくりなクルマが、別の名前で、別のメーカーから出てくることになります。しかしあえてそんなことをするだけのメリットがあるのです。 トヨタ・ハイエースのOEM車「マツダ・ボンゴブローニイバン」。なお、自社生産していたボンゴは2020年5月に惜しまれながら生産を終了した 販売好調というトヨタの小型SUV「ライズ」(写真=左)はダイハツ
