ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍を支援しようと、世界中のボランティアが銃や無人機(ドローン)などのパーツを3Dプリンターで作り、格安で供給している。「3Dプリンター軍」と名付けられたグループは現在、日本からも含め約6千人が参加。約1年半の活動で軍に計120トン以上の物品を納入したといい、創業者のウクライナ人男性は「勝利のために役立つ活動だ」と個人や企業に参加を呼びかけている。 身分確認を経て登録した軍関係者が専用サイトに直接注文を投稿。3Dプリンター所有者は注文をサイト上で選び、いつまでに何個納入できるか入力する。完成すればオンラインでの検品後、指定場所に発送する。シャラエフスキーさんは「小さなことだが貢献できてうれしい」と話した。 グループを創業したエフゲニー・ウォルノフさん(36)は「軍と緊密にやりとりし、現場の意見を迅速に取り込んで商品を常に改善している」と品質に自信を見せた。 (共