妻の趣味の一つに「昭和っぽいお菓子の本集め」というのがある。写真のレトロさがたまらないんだそうだ。 で、僕も一緒にそういう本を眺めることがあるんだけど、ふと気付いた事がある。そういや、昔のクッキーなんかによく載ってた、あの赤い宝石みたいなのを食べてないなー、と。 久しぶりにアレが載ったクッキーとか食べてみたい。ついでにアレそのものも自作してみようか。 1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー) 前の記事:真っ黒すぎる塗料で脳がバグる > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k 製菓材料の絶滅危惧種・ドレンチェリー そう、赤いのって言うのは、いわゆるドレンチェリーといわれるもの。 聞いた
『Disco Elysium』という世界で「英語」が一番難しいゲームについて──。英テキストの波に煽られた私の体験記 この記事は、2019年10月に発売され高評価を得た『Disco Elysium』という英語のゲームが題材です。その難解で膨大な内容にも関わらず、編集部員が気軽に「やる?」とライターに投げたことにより起きた受難の旅、ライターの長大な思考の旅路を、本稿では記しています。 「酒を飲まない者を信用するな。やつらはたいてい、自分は正義を知っている、自分は正しいことと間違っていることをいつでも見分けられる、と思っている。ふだんは良いやつらだ、しかし正しさ優しさの名のもとに、この世のほとんどの苦しみをもたらしたのもやつらなんだ。やつらは判事で、野次馬だ。そして酒をたしなみはするが、芯から酔っぱらうことを厭う者を信用するな。やつらがそうするのは、いつも腹のうちで、自分が馬鹿か、臆病者か、卑
歌人・穂村弘さんが振り返り、考察してゆく、短歌にさまざまに詠われてきた「窓」。古代から現代へとたどってきた前編に引き続き、この後編ではさらに、車窓や病院など動く/動かざる空間における「窓」、果ては想像の空間やヴァーチャルな世界における「窓」までも考えていきます。 歌が生の皮膜に触れようとするとき、そこにふと現れる「窓」は、とても印象的です。 【車窓】 前回は、我々が日々の暮らしの中で、毎日のように目にする窓についての短歌を紹介した。具体的には部屋の窓、教室の窓、会社の窓である。今回は、そこからさらに範囲を広げて、さまざまな窓たちに目を向けてみよう。まず始めは乗り物の窓である。 太陽を機窓船窓車窓にと嵌めて見にけり今日一日に 丹羽利一 旅の歌である。にも拘わらず、旅先の珍しい風景などではなく、どこにいても見える「太陽」を詠っているところがユニークだ。ただし、特別な点がある。作中の〈私〉
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