当然のことながら、どのメーカーも新型車は発売するまで情報を秘匿にしておきたい。特にデザインが流出すると、販売中のクルマの売れ行きに影響してしまう。とはいえ走行試験などを行うには屋外のテストコースを走らせる必要も出てくる。写真を撮られてしまい、SNSなどに流されようものなら、あっと言う間に広まるから困ったもの。 一昔前は樹脂製ボードや段ボールなどボディ面に貼り付けるという「偽装」を行っていたが、その状態で走らせると風切り音を出したり、そもそも風で剥がれ飛ぶ。仕方なく風切り音などが気になる音関係などのテストは偽装を剥がし、夜間にテストするといった対策をしてきた。といった「悩み」を全て解消してくれたのが「光学的なカモフラージュ」だ。 写真を見て頂ければ解る通り業界では「モザイク」や「唐草模様」などと呼ばれており、全てのメーカーで採用されている。どんな特徴を持つのだろうか?まず「ボディ面の抑揚や立
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