先駆けのマンション-はじまりは東京オリンピックの年から 秀和レジデンスとは、昭和32年設立の秀和株式会社(しゅうわ)が建設し販売した、一連のマンションにつけられた名称です。第1号の秀和レジデンスは、1964年(昭和39年)3月築の秀和青山レジデンス。この年は東京オリンピックの年です。 高度経済成長期の最中、オリンピックの特需もきっかけに 好景気に湧いていた日本では、 政府の持ち家政策の推奨とともにマンションが建ち始めます。 その中でも、この秀和青山レジデンスは先駆けの一つと呼べるマンションで、 秀和の特徴である、青い屋根と白いうろこの外観はまだありません。 設計は、駒沢オリンピック公園の体育館の設計で知られる建築家 芦原 義信氏。 築年数は経っているものの、ホテルライクな贅沢なエントランスは今も健在です。 古さを感じない日本を代表するヴィンテージマンションといえるのではないでしょうか。