2022年5月30日のブックマーク (3件)

  • 全卓樹「ピーター・ターチンの数理的歴史学」――『不和の時代(仮)』(ピーター・ターチン著、青野浩ほか訳、今秋刊行予定)に寄せて|晶文社

    全卓樹「ピーター・ターチンの数理的歴史学」――『不和の時代(仮)』(ピーター・ターチン著、青野浩ほか訳、今秋刊行予定)に寄せて ただいま晶文社では、コネチカット大学教授ピーター・ターチン氏の著書『不和の時代(仮)』日語版の刊行準備を進めています(2022年秋刊行予定)。 ターチン教授は、理論生物学者として研究をはじめましたが、近年では歴史動態を数学的にモデル化する学際領域で注目を浴びている複雑性(複雑系)科学者です。 『不和の時代(仮)』は、その彼が数理的歴史学の手法によってアメリカ史を大胆に解読した一冊です。2020年代アメリカにおける騒乱状況を正確に予言した著作として大きな話題を呼びました(原著刊行は2016年)。 書は、人文・社会科学の刷新を予感させるだけでなく、人類が平和な未来を築くためにも重要な意義をもちうる仕事ですが、多くの人にとってきわめて難解であることも事実です。 そこ

    全卓樹「ピーター・ターチンの数理的歴史学」――『不和の時代(仮)』(ピーター・ターチン著、青野浩ほか訳、今秋刊行予定)に寄せて|晶文社
  • 音楽家の「フリフリドレス」の起源を探る

    © Kenshu Shintsuboわたしは3歳からヴァイオリンを弾いてきて、今年でその歴はめでたく四半世紀を迎えますが、その年月の中で何度となく「ドレス」を身につけてきました。ヴァイオリニストで、女性の見かけを持つものとしてステージに立つときに、ドレスは避けて通れない存在として立ちはだかっています。 しかし日常生活において、わたしはヴァイオリンを始めた頃にはすでに、スカートよりもトラウザーズ(ズボン・パンツ)を好んで着ていました。そんなわたしがなぜ番ではドレスを着用してきたのかと言えば、幼い頃は「大人から与えられたものだったから*1」、そして大きくなってからは「みんなが着ているから、みんなと揃えるため*2」というのが強い理由でした。 *1. 特に「服飾にかけるお金」が人以外から支出される場合、スポンサーの意向はとりわけ強く反映されるだろう。 *2. 同調圧力が強めな日では、特に「他

    音楽家の「フリフリドレス」の起源を探る
  • 小学館世界J文学館 | 小学館

    読めるよ! アカウントの登録時にできたインターネット上の「マイ棚」には「小学館世界J文学館」に収録されている125冊のが並んでいて、紙のがなくてもそこから読むことができるんだ。 「小学館世界J文学館」は、NetflixやSpotifyと同じようにインターネットからリアルタイムでデータを配信するストリーミング形式だから、ダウンロードはできないよ。そのかわりデータを端末に残さないので端末の容量に負担をかけないんだ。 J文学館の音声自動読み上げ機能は、視覚障害や読字障害など、文字による読書が困難な方へのアシストを目的とした機能なんだ。ナレーターや声優がを朗読するオーディオブックとは違って、AIが文章を解析して、コンピュータによる音声合成文を読み上げてくれるよ。できるだけ正しく自然な読み上げが実現できるように努力しているよ。(※現時点では、読み上げ内容やイントネーションに、誤りや不自然

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