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  • 鈴木一平+山本浩貴(いぬのせなか座)「無断と土」SFM2021.6【1】

    「無断と土」(以下、「作」)の構成を示す。まず、「A」「B」という見出しとともに、2つの詩が提示される。その後、「0」(便宜上「第0部」と呼ぶ)から第4部までシンポジウムの口頭発表原稿、ないしレジュメという体裁の文章が続く。そのなかで、冒頭の「A」「B」は口頭発表の付帯資料だったことがわかる。第4部が終わると「質疑応答」に移り、質問者1~質問者4と発表者のやりとりが記述される。最後に作者からのメッセージと取れる、しかしそれだけでもない「ト書き」が置かれる。 口頭発表では、架空の詩人や架空のVRゲームをめぐる事実について記述されると同時に、天皇制、ホラー(恐怖)、そして「〈喩 figure〉」(102上/571/231)といった事柄について論じられもするから、読者はそれらが絡まり合った記述を整理しながら読まなければならない。このことが作の難解さを生んでいる。したがって記事では読者の助け

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