ブックマーク / www.hituzi.co.jp (5)

  • 場所によるものの呼び方の違い、日本列島あちこち、方言アレコレ|第1回|「今川焼き」の呼び方、その違いを探る!|岸江信介 | ひつじ書房ウェブマガジン

    ホーム 連載別, 著者, 場所によるものの呼び方の違い、日列島あちこち、方言アレコレ, 岸江信介, その他 場所によるものの呼び方の違い、日列島あちこち、方言アレコレ|第1回|「今川焼き」の呼び方、その違いを探る!|岸江信介 1.はじめに[1] 和菓子のなかでも庶民的で老若男女を問わず、人気が高いお菓子[2]に今川焼きがある。今川焼きは、主に小麦粉からなる生地に餡を入れ、金属製の焼き型で焼いた和菓子である。餡(あん)好きの日人には大変好評で、低価格なのもよく売れている理由の一つである。 さて、この菓子には、全国各地で多くの呼び名(=方言)がある。べ物にも方言があるものがけっこうあるが、この菓子の呼び名の数は非常に多い。ネット上でも、各地の呼び名が紹介され、歴史や地域差を含め、様々な角度から取り沙汰されている。 今川焼きの呼び方は、種類が多く、少なく見積もっても全国で100種類以上は

    場所によるものの呼び方の違い、日本列島あちこち、方言アレコレ|第1回|「今川焼き」の呼び方、その違いを探る!|岸江信介 | ひつじ書房ウェブマガジン
  • 書評 出原健一 著『マンガ学からの言語研究 「視点」をめぐって』ひつじ書房 2021年、249pp. | 未草

    阿部宏(Hiroshi Abe) 東北大学大学院文学研究科・文学部 / 教授 出原氏著の書は、マンガを言語学、心理学等の研究の補助手段としてではなく、言語と対等な研究対象として扱い、さらにはマンガ学から言語研究のヒントをも汲み取ろうとする画期的な著作である。その中でも特筆すべき成果は、マンガ学でいわれる身体離脱ショットと欧米語の自由間接話法との共通性を指摘したことであろう。書評では、この点を中心に考察を展開してみたい。 英語等の欧米語には、直接話法とも間接話法とも異なる自由間接話法という以下のような奇妙な話法がある。 Presently he told her the motion of the boat upon the stream was lulling him to rest. How green the banks were now, how bright the flowe

    書評 出原健一 著『マンガ学からの言語研究 「視点」をめぐって』ひつじ書房 2021年、249pp. | 未草
  • 言語展示学~ことばの宇宙を届けたい|第2回 言語展示って?(2)|菊澤律子 | 未草

    展示は、文章や講演とは異なる形でのコミュニケーションですが、その制作にあたっては、一般の情報発信と同様に、まず、何を伝えたいのか、テーマがはっきりしている必要があります。言語展示では、言語の何を見せたいのか、シグナルからなる人間の言語をモノとして見せる方針と方法について、手探りが続きました。 モノの展示とことばの展示 「ことばはおもしろい。そのおもしろさを伝えたい。ことばは複雑だ。でもその複雑さには規則がある。パズルのような、規則を見つける楽しさを知ってもらいたい。そして、ひとつひとつのことばには、人間の文化や、社会や、認知能力や、歴史や、いろいろなことが蓄積されている。ことばを通してみることができる、人間や社会のいろいろな側面を伝えたい。そして、普段は空気のような存在であることばの質とはいったい何なのか、ちょっと立ち止まって考えるきっかけも作ってみたい。」 2009年に言語展示場のリニ

    言語展示学~ことばの宇宙を届けたい|第2回 言語展示って?(2)|菊澤律子 | 未草
  • 言語展示学~ことばの宇宙を届けたい|第1回 言語展示って?(1)|菊澤律子 | 未草

    この連載では、「言語展示」の企画や制作に関するお話をします。世界で話されている7,000にのぼる言語の驚くような特徴や、それらに共通してみられる特徴のおもしろさ。それを「展示」という形で伝えることの難しさや、さらには博物館展示における言語の役割。言語にまつわる博物館でのおもて話・裏話をお届けします! ことばの展示とは? 私が勤める国立民族学博物館、通称「民博(みんぱく)」には言語展示場があります。民博の展示場のなかで一番小さく、もともとは通路用のスペースなのですが、その中に、研究部の言語チームがことばの宇宙をいっぱい詰め込みました。ここではその、宇宙を創る話をしようと思います。宇宙は無限に広がっているけれど、展示スペースはとっても限られている。そんな条件の中で、「言語」を展示することの意味とノウハウを、私たちなりに模索した記録を残しておきたいと思っています。そしてそれがきっかけとなって、将

    言語展示学~ことばの宇宙を届けたい|第1回 言語展示って?(1)|菊澤律子 | 未草
  • オノマトペハンター おのはん!|第1回 今回のオノマトペ:「こっくり」|平田佐智子

    オノマトペを探して はじめまして、こんにちは。オノマトペハンターの平田と申します。突然オノマトペハンターと言われてもおそらく何のことか全くわからないと思いますので、最初に少し説明させて下さい。 まず、オノマトペとは、擬音語・擬態語・擬情語の総称とされています。例えば、ガラスが割れる音を「ガチャン」と表現したり(これは音を音声で表現しているので、擬音語です)、油のぬめりを「ぬるぬる」と表現したり(これは状態を音声で表現しているので、擬態語です)、怖じ気づいている状態を「びくびく」と表現したり(これは感情を音声で表現しているので、擬情語です)、さまざまな音や状態を、それに近い音声で表現することができる、魅力的な言葉です。また、私はオノマトペや音象徴を研究している研究者です。言語にまつわる研究者の中には、というかほとんど全員と言ってもよいと思うのですが、日常生活にあふれているあらゆる言葉に対して

    オノマトペハンター おのはん!|第1回 今回のオノマトペ:「こっくり」|平田佐智子
  • 1