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ブックマーク / nitino.hatenadiary.jp (6)

  • その言葉はまるで自分に向けられているように聞こえるから - うどんこ天気

    以前、付き合っていた人と家でテレビを見ていた。バラエティ。太った女性が「太っているからといって、差別しないで欲しいんです」と主張する内容だった。番組ではその人の日々の暮らしぶりが映し出されていた。朝、昼、間、夕、夜、おやつなどなど、大量にべてコーラを一気飲みすると言う内容。「アルバイトをしようと思っても制服が入らないから、仕事を探せない」と言う彼女に、友人が「ちょっとは痩せようと思わないの?」と言う内容。「日頃歩いているだけで馬鹿にされたりします」「デブデブいってくる子供や」「くすくす笑い出す女子高生の集団とか」と辛かった経験を話す彼女。大量にべて寝る彼女を写すテレビ。私の隣に居た人はそれを見て大笑いしながら「いや、これはいくらなんでもありえへん」「あんなーコーラ一気飲みしといて差別しないでーは無いやろ」「制服もそうやけど、社会で生きてる人はある程度みんな色々あわせて生活してるや

  • 手を繋いでも一人 - うどんこ天気

    私は小学校中学校高校と、平均よりずっとずっと太っていて、自分を女の子だと思えるようなことが毎月の生理と制服のスカート以外に無かった。自分の容姿も自分の性格も自分の頭も何もかも嫌いだった。特に容姿は、体重は、親にも祖母にでさえ揶揄されて嘆かれ嫁の貰い手がないと言われた。お前は勉強するしかない、自立しなさいと言われた。女性として価値が無いってことだろうか。高校生の終わり頃にニ三十キロ痩せた。毎日毎日完璧に日課をこなして少しだけの物をべて、我慢できなくなったら大量の甘いものやパンや何でもなんでもおなかに詰め込んで吐いて、またべて、倒れて目の前が暗くなったら眠れた。トイレに私が吐いた大量のべ物がたまって腐った。親は怒り狂い、また私を無視し、そして悲しんだ。私は、何をしても親の気に入るようには出来ない人間のようだ、と思った。同じ子供のはずの兄は順調で賢くて可愛らしくて愛想良く何でも出来て私

  • 自分の書いた文で誰かが傷つくことは辛いけど - うどんこ天気

    ブログで文を書くけれど、その内容が誰かの気に障ったからと言って削除はしない。*1世の中全ての人に好かれるのは無理だ。私は、出来れば人に嫌われたくないし、好かれたほうが嬉しい。いや、好かれたい方だと思う。誰かを傷つけてまで生きていたくない、とは思っていた。「お前が」「お前の文が嫌いだ」「お前の存在が嫌だ、辛い」と言われると、とても辛い。自分に自信がないから、好かれていないと、そこに居ていいかすぐ不安になっていた。また、どこか行け、と言われたらそうしがちだった。今でもそう言うところは多少ある。今まで、そうやって嫌われたり好かれていないと思ったら、違うところに逃げた。でもそれでは、いつまでたっても、どこまでも逃げなくてはいけない。嫉妬されて身を隠して、間違いを正したら疎まれて、利用されるのが嫌で拒否したら言いふらされる。どこまでも逃げなくてはいけなくなる。どこまでも。へらへら笑うのはもう嫌。好か

  • 小学生に携帯電話の必要性を力説された話 - うどんこ天気

    近所の小学三年生のガールとたまに喋るのですが「お姉ちゃんの鞄カッコイイからちょうだい」とか言われて閉口しています。もちろん私はけち臭いのであげません。何よこれ高かったんだからね!そんな小学生なのですが「携帯電話が欲しい」「クラスのみんなメールでやり取りをしている」「私もメールしたりしたい」とのことでした。「最近の小学生はすすんどるな」と正直思った。 私が「お母さんに頼んでみたらいいやんか」と答えたら「あんた絶対無茶苦茶使うからあかん、って言われた。それに毎月お金掛かるしそんな余裕無いわーって言われてん」私「うーん、まあそうやろなー」彼女「今はなーお母さんの携帯からメール送らせて貰ってるねん、でもなー私かてプライベートもあるし自分の欲しいやん?」「まあねえ、んープリペイドのは?それかちょっと面倒かもしれんけどパソコンから送ったら?」「プリペイドのはすぐ使ってまうやろ、って言われたし、パソコン

  • 普通の女の子の彼女のひじきは溶けていて - うどんこ天気

    二十歳になった時に運転免許をとることにした。自費のため安く上げるために合宿にした。三十万位。私と同じ時に教習を開始した人は十数人。女性は、私と、もう一人の女の子だけだった。女性宿舎の一室を二人で使うことになった。部屋で簡単に自己紹介をした。髪を脱色して色の白い、睫毛がひじきみたいな女の子。雑誌っぽかった。普通の女の子。私とは違うな、と思った。初日が終わって「同期の人にみんなで飲もうって誘ったの」と彼女に誘われた。飲み会になった。彼女は色んな人と話をしていた。私は適当に飲んで、その後「先に帰っていい?」と彼女に聞いた。彼女は「やだー私一人だと浮いちゃうから、やだー」「一緒に居て」と言うので居た。私にはやや苦痛だった。退屈。私にはこのクラスの人達と仲良くする必要がちょっと解らない。クラスって言っても学校じゃないのに…面倒くさいな。でも、彼女とは二三週間ずっと相部屋だし。仕方ない。大人しくしてい

  • 教室で独りで本読んでた私が鬱陶しく思った人 (素晴らしい人的行動 - うどんこ天気

    私は高校に入った頃からクラスメートから浮いていて、一時期はずっと独りで居た。こちらのID:b_say_soさんの書かれた高校のときいつも一人の女の子がいたを先ほど読んだ。私自身、以前こういう独りでいた時に声をかけてくれた人文を書いた。私のエントリーは恋愛の話しなので内容は違う。・独りでいた時に話しかけてきた人高校生でいつも独りでを読んでいる私に、時折話しかけてくる女の子が居た。「みんなと一緒に話そー」「何してるのー?」「もっとみんなと仲良くしてクラスに溶け込もうよ」と彼女はいつも言う。私が独りでいるのを気にしてくれているようだ、というのは解る。彼女なりの優しさというのも解る。良かれと思ってしているのも解る。私は二言三言簡単に話して、後は黙っていた。早く向こう行ってくれればいいのに、と思って。迷惑で陶しかった。何より、彼女が、私を「哀れんでいて」「かわいそうに思っていて」「下に見てて」「

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