昨今、国内の企業や事業者が運用する仮想環境においても、VMwareが用意しているAPIを外部プログラムから利用して、仮想環境の運用を自動化するケースが増えている。企業におけるIT運用の形態は多様であり、すべての要件が既製の製品だけで満たせるとは限らないからだ。 vSphereやvCenter Product Familyが提供しない機能を使って、従来の運用プロセスやツールとの連携性を高めたり、定型的な作業を自動化したりという必要がある場合、VMwareのAPIを利用して仮想環境の機能を柔軟に拡張できることも、vSphereの大きなメリットと言える。 VMwareが提供するAPIや、APIを利用するためのSDKは、Webサイト「VMware Developer(英語サイト)」にまとめられている(図1)。