あまりにも混雑してしまう駅や地下街の中にはどう見ても設計ミスとしか思えないものがあります。建物に集まる群衆の動きをシミュレートするソフト「MassMotion」を使えばデザインしている段階で、どこにどのように混雑が発生するのか分析し、設計に生かすことが可能です。 建物を設計する時には、見た目の美しさや構造の強さだけではなく、スムーズに人が移動できるのかということを考えるのも大切になってきます。 Oasys社のMassMotionは、駅や空港などたくさんの人が集まる施設では一体どのように混雑が発生するのかを調べることができるシミュレーター。もちろんこのようなソフトは、例えば道路の設計などですでに使われていますが、面と点で表わす単純な2D映像ではなく実際の見た目に近い3Dで動かせるものとしては唯一のものなのだそうです。 数字では直感的に分かりにくい「人ゴミ」を再現して、設計に役立てることができ