使途縛らず地方に1兆円 首相、30日に新経済対策発表2008年10月30日7時11分印刷ソーシャルブックマーク 麻生首相は新総合経済対策のなかで、09年度から一般財源化する道路特定財源のうち、新たに1兆円を使途を縛らずに地方に配分する方針を固めた。30日の記者会見で公表する。既存の地方道路整備臨時交付金の約7千億円とは別枠の地方交付税交付金とし、約3.3兆円(08年度予算)の国の道路特定財源のうち半分程度を地方に回したい考えだ。 地方が自由に使える財源を増やし、医療や福祉など地域の実情に合わせた予算配分を促すのが狙い。今後、政府・与党で、一般財源化に伴う臨時交付金の扱いとともに、配分方法など具体案を詰め、09年度予算案に盛り込む。 国の道路整備費が大幅に圧縮されることで、道路関係議員らの反発も予想される。 アサヒ・コムトップへニューストップへ