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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (60)

  • [経済]昭和恐慌研究会ブックリスト2009前半/2009-08-16 - Economics Lovers Live

    昭和恐慌研究会というよりもすでに平成恐慌研究会に名称変更した方がいいような気がする。さて『昭和恐慌の研究』のメンバー「昭和恐慌研究会」の面々の今年になってからの書籍ベースでのを紹介。学生のみなさんをはじめ、夏休み後半の読書にどうでしょうか? 1 岩田規久男『日銀行は信用できるか』 岩田先生の新作であり、入魂の日銀行論。日銀行の組織、政策などを批判的かつ包括的にとりあげたもの。後で別エントリーで内容紹介予定 日銀行は信用できるか (講談社現代新書) 作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/08/19メディア: 新書購入: 10人 クリック: 163回この商品を含むブログ (73件) を見る 2 若田部昌澄『危機の経済政策』 若田部さんの久しぶりの単著での新作。30年代の世界恐慌、戦後のインフレ不況、日の大停滞、そして今回の経済危機までの4つの危機の失敗から

  • [経済]150年進歩なし? - 2009-04-16 - Economics Lovers Live

    id:ITOKさんのmixi日記より 404 Blog Not Found:こら!たまには実証しろ!! <私が平気で無知をさらしているのは、私より「やってる」経済学者がまず見当たらないということもあります。その経済学の理論を元に、たいして稼いでない私より稼いだ経済学者ってどれくらいいらっしゃいます?あ、言っちゃった。> http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51200410.html すこし前のエントリーで話題になったみたいだけどid:kmori58さんの隠れ(笑)エントリーが気になってて、、これのことかと納得。 この書き込みから経済学と稼ぐことを等値するな、というのは簡単で、また事実そうなんだけど、ただこの種の経済学=利殖の学問 とみる見方は、かなり古くからある偏見。 どのくらい古くからあるかというと幕末もしくは明治の初めから死滅することなく

    [経済]150年進歩なし? - 2009-04-16 - Economics Lovers Live
    biaslook
    biaslook 2009/04/16
     ここが疑問点。理論が正しければ経済予想を正しくできるのじゃないの?正しく経済予想できないのなら、正しい対策を立てれないのじゃないだろうか/個別株でなくマクロの日経平均先物売買が私の投資方法
  • クルーグマンがインタゲ放棄したって? 何いってんの?(『Voice』5月号、クルーグマンのインタビュー登場) - Economics Lovers Live

    ご恵贈いただいている『Voice』の最新刊5月号。ポール・クルーグマンのインタビュー「日経済・再浮上への三大戦略」が登場。日では一部で「クルーグマン自ら、インタゲの有効性を明確に否定した」などということがネットだけではなく書籍ベースでも発言されているのをみて、その不見識に唖然とせざるをえませんでした。 もっともこのの中でも明瞭にデフレ不況脱出へのインフレターゲットのすすめを説いていて、以前とまったくかわらない彼の見解を読むことが(英語ではとうの昔に)できたわけです。さてそういう日風のバイアスは脇においといて、このインタビューは面白い内容でした。 まず冒頭、日経済は「4%のインフレターゲットを設定せよ」というズバリな発言。これはデフレ不況脱出のためのインタゲです。 クルーグマン曰く 再び日経済はデフレに戻る、という見立ては現実的になりつつあります。先の景気拡大時でさえ、日は著し

    クルーグマンがインタゲ放棄したって? 何いってんの?(『Voice』5月号、クルーグマンのインタビュー登場) - Economics Lovers Live
    biaslook
    biaslook 2009/04/12
     リフレ論とインタゲ論って同一なのだろうか
  • ネットで時間を潰さないための読書リスト

    いままでこのブログでとりあげてきた各種ブックガイドを以下にリンクしておきます。春は誰でも自分の能力以上に意欲的になるという、意欲のインフレ状態に陥りやすいですが、実は僕も性懲りもなくそうです。不思議ですね、もういい年しているのに、やはり新年度になると新たに何か新しいことを実現したくなるわけですから。 まず入り口(小学生レベルから高校生までの経済学の入門書) http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090214#p1 次は大学に入って経済学の基礎や議論の基礎を学ぶために(特定個人を誉めすぎだが 笑) http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20081006#p1 ネットで無駄な時間を潰したり、断片的なネットの情報や断言にごまかされないためのブックリスト http://d.hatena.ne.jp/tanakahideto

    ネットで時間を潰さないための読書リスト
  • 終りの始まりか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    週明けのアメリカの株式市場はいわゆるガイトナー・プラン(不良債権の買取りプラン)が市場に好感されたことにより株価が急激に上昇した。アメリカが潜在的に有すると思われる不良債権の規模は約2兆ドル(IMF推計)と推定されるが、その半分近い額をガイトナープランでは射程にいれて処理を図る手法といえる。 このガイトナープランについては、デロングがわかりやすいQ&Aを書いている。ただ内容的には以下の朝日のネット記事でも十分にフォローされている。 不良債権処理 米政府、最大1兆ドル買い取り目指す http://www.asahi.com/business/update/0323/TKY200903230333.html ところで日が曲がりなりにもデフレ期待が解消の方向に向かい、03年からしばしの景気回復局面を迎えた要因を復習しておこう。その要因として、1)量的緩和の拡大を伴った円安介入(結果としての非不

    終りの始まりか? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    biaslook
    biaslook 2009/03/25
     日米の中央銀行の金融政策の比較。FRBはリフレ政策だけど、日銀は違うという話かな。数年後に結果は分かるだろうけど、中央銀行の信認にまで影響すると私は思う。/PPIP ガイトナー・プラン
  • 「インタゲ論争の終り」という大嘘

    また、インタゲ論争が終わった、という嘘がネットで流れている。そして岩田規久男先生や原田泰さんがインフレ目標をいわなくなった、とかいう嘘も流れているようだ*1。 さてバーナンキのFRBがインフレ目標を検討していることは書いたhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090222#p1。このエントリーでリンクしてあるFRBの協議内容をみればインフレ目標の検討が行われていることがわかるだろう。 クルーグマンはアメリカ経済を日とは異なる可能性で考えているかもしれないこと、さらにたとえそうでなくても別にインフレ目標を政策手段として放棄しているわけでないこともこことこのhicksianさんの整理http://d.hatena.ne.jp/Hicksian/20090305#p1をみればわかる。 (追記)というか嘘の勧進元をみたら、なんとクルーグマンの英語文を間違え

    「インタゲ論争の終り」という大嘘
    biaslook
    biaslook 2009/03/11
     「リフレ=インタゲのみ」というリフレ派を名乗る人に「財政政策は効果なし」と言われて閉口したなあ
  • クルーグマンの発言解釈学について - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    僕はみなさんも御存知のように専門は、日の経済思想史研究。一般に「経済学史」「経済学説史」「経済思想史」の一分野を専門としているわけです。で、この商売の人は、特定の人物(あるいは集団・組織)の発言の意義を、まあ解釈するのがその研究の多くの中身になります。 例えば、その研究対象となった人(多くは物故者)の発言が、その人がその発言をした時代とどう関係しているのか(いないのか)、あるいはいまの時代への教訓としてどのようなものを引き出せるか、あるいはもっと狭くその人の発言の矛盾があるのかないのか、などというわけです。 特にいま最後にあげた、特定の人物の発言に矛盾があるのかないのか、などをめぐってしばしば「アダムスミス問題」(スミスの『国富論』と『道徳感情論』との立場は一貫しているのか否か)など、「なんとかという人の問題」というものが話題になります。 こういうものは、実際の経済政策ですとか、あるいは

    クルーグマンの発言解釈学について - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • [経済]高橋洋一・長谷川幸洋『百年に一度の危機から日本経済を救う会議』 - 2009-03-03 - Economics Lovers Live

    現状で出ている世界金融危機関係のの中で、日語で読める範囲でおススメできるのは、竹森、岩田、原田他のだけしかない。あとは読まなくていい。それに加えて日独自の政策現場の裏側までもわかるのが、高橋洋一さんの一連の著作であり、書はその最新ヴァージョンである。1月末までの状況をいれてあるのでその意味でも最新であり、特に今回は盟友である長谷川氏とのタッグで、いままでとは比較にならないほどの毒舌を発揮している。 政策的な話はこのブログの読者には耳にタコであろうかたすっとばす。以下では簡単に長谷川氏がからんだことでさらに明瞭になる、高橋・長谷川両氏による、日の政策当局がなぜまともなマクロ経済政策を行えないか、ということを「官僚帝国」批判とからめた箇所だけ紹介することにしておく。 1)なぜ日銀行はCP買い入れに消極的で、それを日政策投資銀行にやらせたがるのか? →財務省と結託して、その財務官

    [経済]高橋洋一・長谷川幸洋『百年に一度の危機から日本経済を救う会議』 - 2009-03-03 - Economics Lovers Live
    biaslook
    biaslook 2009/03/04
     『高橋洋一・長谷川幸洋『百年に一度の危機から日本経済を救う会議』』 『物価連動国債市場がなぜ崩壊しているか?:スジ悪な意見/僕はこういう意見は事情通のふりをしたただのアホだといままで思ってきた』
  • 日本銀行の政府紙幣への言い分 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    田村耕太郎参議院議員(自民)のブログより 政府紙幣議連に日銀登場 http://kotarotamura.net/b/blog/index.php?itemid=4132 政府紙幣に関して、以下の問題提起があった。 1・政府紙幣は通貨発行益の先いに過ぎない 2・無利子永久国債を日銀に買いオペで買わせるのと同じ 3・量的緩和の効果はない 三番目の「量的緩和の効果がない」との指摘はいかがなものだろうか?当時の日銀の見解とことなるし、「それをいっちゃーおしめいよ」という感じがしますが・・・ その後、議員からの質問。その多くが「危機感が足りないのではないか?」「もっと頑張って量的緩和やリスク資産買取やってはいかが?」「欧米の中央銀行に比して対策の内容もスピードも劣るのでは」という趣旨のもの。ただ、非常に”美しく””建設的な”やりとりでした。日銀にプレッシャーをかけるというような雰囲気はありません

    日本銀行の政府紙幣への言い分 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    biaslook
    biaslook 2009/02/27
    日本銀行の政府紙幣への言い分
  • 露骨な富裕層優遇よりも政府紙幣が嫌われる理由とは?

    『週刊東洋経済』を一日早く読んでいるんだけど、今回の特集は「土壇場企業」。さて注目すべき記事は四つで、ひとつはミニ特集だけど児童の貧困などの身近な問題ルポ。河野龍太郎氏の経済を見る眼は日はもう長期大停滞に入った、というもの(僕は基的にずっと入っていると思ったんだけど)、ケネス・ロゴフの「そんなに悲観的なのもいかがなものか」という話、そしてライターの福永宏さんの政府紙幣反対論になる。 福永さんの記事の詳細は読んでいただくことにして、政府紙幣の反対の根拠がこの記事には総ざらえであり、基的に過去の昭和恐慌期のリフレ政策の思想をそのまま継承している政府紙幣発行にこれほど拒否とは、知人の福永さんが書いたものとはいえ、東洋経済としていかがなものかと小一時間。 この福永さんの反対論の根拠も要するに、政府紙幣の発行が、法律で禁止されている日銀行の国債引き受けと同じである、というものであり、それが禁

    露骨な富裕層優遇よりも政府紙幣が嫌われる理由とは?
    biaslook
    biaslook 2009/02/15
    『地域を限定して、額も数百億から数千億のレンジで』もらってすぐ日銀券に変える。ATMシステム変更は?http://www.h5.dion.ne.jp/~bond7743/doramemon0902.html(2/13) http://d.hatena.ne.jp/a-kun/20090211#p3
  • 東京へのオリンピック誘致と東京都紙幣 | 2009-02-08 - Economics Lovers Live

    日の朝日新聞一面にコメント。 例えば、都がオリンピックの需要誘発効果をそんなに期待したいのならば(つまり景気刺激をそんなに重視するならば)、オリンピックの採択の結果を待たないで、景気刺激の観点からは、今度の議会にアービング・フィッシャー流の日付け貨幣(Stamp Script)でも提案したらどうでしょうか。規模は設計次第ですが、どうせ挑戦精神がないでしょうから(オリンピック精神はあるのでしょうか?)5000億円程度ぐらいでいいでしょう。要するに地方版の政府紙幣です。法的な問題は解決可能でしょう。 フィッシャーは『リフレーションの基礎理論』(After Reflation,What? の戦前出た邦題)の中にリフレーション政策(不況脱出の需要刺激策)として、地方において当時実験されていた日付け貨幣に注目して次のように書いています。 以下、昭和9年に出た翻訳(日評論社、大岩鉱編訳)が手元にあ

    東京へのオリンピック誘致と東京都紙幣 | 2009-02-08 - Economics Lovers Live
    biaslook
    biaslook 2009/02/08
     『東京へのオリンピック誘致と東京都紙幣』 政府紙幣
  • 経済系ブログ・ミシュラン2009 - Economics Lovers Live

    例えば僕からみて「え〜こんなインチキくさいアルファブロガーの経済ぽい発言が人気なの!」と驚くことがある。そういうのをみて喜ぶ読者もかなりいる。たぶん娯楽の一種で読んでいて、知的な関心(なんらかの正しさの探求)なんかどうでもいい人も多いに違いない。世間にいうアルファブロガーと呼称されている人たちの経済問題への「考察」は読んでても時間のムダであることが大半だし、あまり読んでいるとあまりに間違いが多いのでいったい何を読まされているのかわからなくなる。幻想小説? つまり真実と嘘がごちゃごちゃになるのだ。まあ、このブログを読んでいる人たちの大半はそういう判断はしっかりしている人が多いと期待しているけど。 さてというわけで、前にも書いたが、僕が参考にしているブログを以下にご紹介する。あくまで僕の基準であり、他にもこういうすぐれたブログがあるよ、という情報あれば自薦他薦問わず教えていただければ吉。僕に批

    経済系ブログ・ミシュラン2009 - Economics Lovers Live
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    biaslook 2009/02/07
     経済系ブログ・ミシュラン2009
  • ドラエモンの失業予測(やがて完全失業率は6.5%ないし7,5%へ)

    ドラエモンのブログより。ドラエモンの努力に感謝。それにしてももうすぐ出る拙著と予想が同じなんだけど、ここまでひどいことを考えているのは僕ぐらいだと思ってたけれども、年末のテレビでは高橋洋一さんも同意見だったし、これは真剣に怖い一致。econ2009さん(現在修正中)やラスカルさんたちも同様に厳しい推測を出している。それが確認できたのは怖いことだが有益だった(ちなみに下の記述をみればわかるようにかなりこれでも甘め。最悪ケースだとたぶん8%後半)。最悪の失業時代が迫っているのだろう。いまはまだ序盤戦にしかすぎない。対してわれわれが持っているのは、効果があるか不明な銀行や企業の一部資産の買取り、渋々のゼロ金利近傍(短期のレートの歪みつき)、2兆円の定額給付金1回だけ、こまこました減税、あとは自動安定化機能(含む雇用対策)の踏ん張りだけ……あと一番頼りになるのが海外の予想以上の立ち直り(つまり神頼

    ドラエモンの失業予測(やがて完全失業率は6.5%ないし7,5%へ)
    biaslook
    biaslook 2009/02/06
     1931-33年のイギリス失業率20%超を参考に、私は日本の失業率15%(2012年が最悪)を予想
  • 日本銀行は民主主義の敵かもね

    銀行が民間銀行の株式の買取りを再開するそうだ。米国のジャネット・イエレン(サンフランシスコ連銀総裁)の発言http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090112#p1を想起するのだが、やはり前にエントリーで書いた以下の記述の体現だろう。 さてFRBと日銀行の政策の違いを一言でまとめると 「FRBのはマクロ金融政策、日銀行のは金融システム安定化政策である」*5 というのに結局は尽きる。前者が失業や物価の安定を目標にしているとすれば、後者は、例をあげれば銀行取付の回避とか銀行の貸出機能の健全化などを狙うものである、ということだ。もちろん日銀行の政策当局者に「おたくは景気回復を目的にしてませんね」と質問しても100%の確率で否定するだろう。FRBの方でも金融システムの安定を考えていないわけではない。 今回の措置は予防的な観点が色濃く出たものなのだろう

    日本銀行は民主主義の敵かもね
    biaslook
    biaslook 2009/02/04
     「正義は我にあり」ってか。こういう風潮がでてきたか。別の意味で民主主義がやばいかも。
  • 日本銀行とFRBの違いを一言ぐらいでまとめる 2009-01-12 - Economics Lovers Live#p1

    先日もこのブログで話題になったし、昨日ぐらいから日の各所でもジャネット・イエレンの発言が注目されている(和訳は暇人さんのところ)。FRBの当事者が日銀行とFRBは違うと強調しているのは、僕みたいな人からみると「日銀行の政策は反面教師ずら」(なぜか銭ゲバ風)といっているのに等しい。FRBの政策と日銀行の「量的緩和」を同じ次元で考えるのがいかに間違っているのか、この間の日経の記事みたいな何の問題意識もない記事が垂れ流されなくなることを真剣に祈る。 さてFRBと日銀行の政策の違いを一言でまとめると 「FRBのはマクロ金融政策、日銀行のは金融システム安定化政策である」*1 というのに結局は尽きる。前者が失業や物価の安定を目標にしているとすれば、後者は、例をあげれば銀行取付の回避とか銀行の貸出機能の健全化などを狙うものである、ということだ。もちろん日銀行の政策当局者に「おたくは景気回復

    日本銀行とFRBの違いを一言ぐらいでまとめる 2009-01-12 - Economics Lovers Live#p1
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    biaslook 2009/01/15
     『日本銀行とFRBの違いを一言ぐらいでまとめる』 金融政策
  • 雇用流動化論というまやかし - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    構造改革論やいまだに根強い不況下でのサプライサイド改革の核心部分が、この「雇用の流動化論」。今日の非正規労働者が膨大に生まれたのもこの不況下での雇用流動化論という悪しきイデオロギーが加担しているためである。 最近でも、この不況下でこそ、雇用の流動化を促すことを主張をする人たちがいる。例えば正規と非正規との壁をなくせ(=解雇法制を緩和しろ、あるいは正規と非正規両方から解雇者を選出せよなど)というのも結局はこの雇用の流動化が、日の不況対策として有効である、ということなのだろう。しかしこれこそ倒錯した経済思想そのものであり、今回のような不況の下では単に人々の生活が軒並み不安定になるだけである。 またこのような不況対策としての雇用の流動化論は、今日の非正規労働者の膨大な増加にも現れているが、単に経済・社会的な交渉力に劣るアウトサイダーたちの立場を真っ先に悪化させるだけである(短期雇用の促進)。解

    雇用流動化論というまやかし - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    biaslook
    biaslook 2009/01/08
     雇用流動化論というまやかし 派遣労働
  • リフレ政策ついに始まる 2008-12-17 - Economics Lovers Live#p1

    バーナンキFRB、戦後世界経済で(ある意味で不幸であることには違いないが、それでも長期停滞に陥る日にとっては最善のエールともいえる)はじめてのリフレ政策(ゼロ金利、FRBのバランスシートの拡張維持へのコミット、長期国債の買いオペの考慮=ほぼ実施予告など)始まる。 http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20081216b.htm それとこれは時事通信などがhttp://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/jij/081217/081217_mbiz011.html 報道しているような長期国債購入枠をがっちりはめた、日銀行のバランスシートの膨張を過度に忌避していた過去の日の歪んだ「量的緩和」とはまったく発想が異なるもの。 物価安定(現状ではインフレリスク事実上ゼロなのでむしろデフレ懸念が

    リフレ政策ついに始まる 2008-12-17 - Economics Lovers Live#p1
    biaslook
    biaslook 2008/12/18
     FRB 金融政策 リフレ政策ついに始まる
  • 原田泰・増島稔「金融の量的緩和はどの経路で経済を改善したのか」

    原田さんから教えていただく。 http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis210/e_dis204.html 研究は、量的緩和政策の経済に与える全体的な効果とその波及経路をHonda et al.[2007]に基づいて分析を始めている。VARモデルによる検証を通じて以下の4つの点が明らかになった。第1に、マネタリーベースの増加は生産を増加させる効果がある。第2に、その経路としては、資産価格を通じる経路、銀行のバランスシートを通じる経路が重要であり、銀行の情報生産機能を通じる経路、為替レートを通じる経路、時間軸効果を通じる経路は確認できない。以上はHonda et al.[2007]の確認であるが、銀行のバランスシートを通じる経路は新しい発見である。さらにこれらの経路は、経路をより厳密に分析した場合にも確認できた。第3に、量的緩和は長期的には金利

    原田泰・増島稔「金融の量的緩和はどの経路で経済を改善したのか」
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    biaslook 2008/12/18
     『量的緩和は長期的には金利を引き上げる効果があり、時間軸効果、特にシグナル効果の存在には疑いが持たれる』 リフレ
  • 国際リフレ競争第二ラウンドへ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    バーナンキ、気だな(econ2009さん経由)。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35252520081204?feedType=RSS&feedName=topNews 中国気だな(日経の記事よりも梶ピエールさんのコメント参照) http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20081204/p1 ECBもロンドンも気だな http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35261320081204 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35263020081204 で、日は? (問) 一部報道によりますと、FRBのバーナンキ議長が、利下げから更に 踏み込んで量的緩和も辞せずといったことを示唆する

    国際リフレ競争第二ラウンドへ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
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    biaslook 2008/12/05
    FRB 金融政策
  • 門倉貴史『セックス格差社会』

    働きすぎを解消すれば、僕も年間77.4回セックスの回数が増えるそうですよ(爆) まあ、冗談はこれくらいにして書は上記したワーカホリック、貧困、感情や価値観、そういった諸要素を経済的な切り口から性行為にかかわる問題(セックス、セックスレス、ED、セックス依存症などなど)に結びつけ様々なデータをもとに論じたである。門倉さんらしいコネタ(崩壊するニューハーフ市場、「別れさせ屋」トラブルなど)も相変わらず豊富である。 セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか? (宝島社新書) 作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/11/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 315回この商品を含むブログ (28件) を見る あまりお目にかかれなくなおかつ前からあればいいなあ、と思っていたのが年収別の独身男性がマスターベーションとセックスのどちらで日常の性的処理(一ヶ月

    門倉貴史『セックス格差社会』
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    biaslook 2008/11/10
     年収別の独身男性 マスターベーションとセックス